雲海荘を紹介します
富士山の富士宮口6合目にある雲海荘。
私が宿泊した時は、3世代の家族3人で切り盛りしていました。
中に入ると最大で36人が座れる食堂があります。
カップラーメンは400円で販売されています。お湯を入れてくれるのでその場で食べられます。山頂に行くと2倍の800円します。
山小屋で用意されているポリ袋に靴を入れて階段で2階に上がると個室があります。
1階には大部屋があります。団体さんが使うのでしょう。
2階の床は絨毯です。
各部屋は板の壁で仕切られていて、カーテンを閉じれば完全個室になります。
各小部屋は3人分ですが、一人で宿泊する場合は3人分のスペースを1人で使えます。
ポリ袋に入れた袋やストックなどはフックにかけて吊り下げるか、カーテンの下に置いておきます。
枕と掛け布団が3人分用意されています。
一人で寝る分には十分な広さですが、ここに2人以上、ましてや3人で寝るとか勘弁です。
敷布団が2枚重ねて敷いてありますが、普段厚さ10cmのマットレスで寝ている私には床が固く感じられてあまり眠れませんでした。
富士山の他の山小屋はもっと過酷なところがほとんどでしょうから仕方ないですね。
1階は肌寒かったですが、2階に来ると気温が5度くらい高くなる印象を受けました。日中日差しがあると屋根が暖められて、それが夜まで持続するみたいです。
とは言ってもフリースを着て寝ました。最初は靴下を履いて寝ましたが、途中で暑くなって脱ぎました。
寝床(個室)によっては小窓があるので、(1つおきに小窓がある)ので、小窓がついている個室はもしかしたら少し寒いかもしれません。私は小窓なしのスペースでした。
2階に宿泊心得が貼ってありました。
20時に就寝したので、消灯の瞬間は立ち合いませんでしたが、眠れず夜中に外に出たときは、非常灯(オレンジ色の豆電球)が付いていたので、ヘッドランプは一応持っていきましたが、ヘッドランプなしでも問題なく1階に下りて行ったりトイレに行くことができました。
夕食付きプランの人にはカレーが提供されていました。
私はその時に食べたいものを食べたかったので、素泊まりで予約して、夕食付プランの人たちが食べ始めるころに一緒に食堂に行き、焼き鳥丼(1,000円)を注文しました。
夕食を食べ終えて食堂で団らんしていると、レジェンドの實川(じつかわ)さんが下山。雲海荘に立ち寄られて少しお話を聞くことができました。笑顔が素敵なおじさまでした。
壁には過去に雲海荘に宿泊したであろう有名人のサイン色紙が飾られていました。
雲海荘のトイレ
宿泊者は宿泊期間中 無料でトイレを使用できます。チェックアウト後、下山の時も無料で使用できました。
宿泊者用のカギが2つ用意されていて、それを使ってトイレを開ける仕組みです。
雲海荘の別棟にトイレがあり、右側に女性用が3つ、左側に男性用が3つあります。
一般利用者は200円を投入するとドアを開けられます。
宿泊者は専用のカギを使って開けられます。
洋式トイレですが、水は流せません。
おがくずバイオ処理方式の環境配慮型トイレになっています。
トイレットペーパーは用意されています。
かなり臭いだろうと覚悟していたのですが、思ったほど臭くありませんでした。もちろん、普通の水洗トイレよりは臭いです。
トイレから出るときは、ボタンを押すとカギをあけられます。
洗面台はありませんので、手を洗えませんが、アルコール消毒が用意されていました。
念のため、ウェットティッシュやアルコールシートを持っていくと良いでしょうね。
雲海荘からの景色
朝4:50 日の出時刻あたりの撮影した画像です。
雲海荘からはご来光を拝むことができませんが、綺麗な朝焼けは観ることができます。
6合目からでも普段見ることができない壮大な景色を堪能できます。
ぼーっと眺めているだけで心が落ち着きます。
まとめ
雲海荘は標高2,493m にあります。
高山病対策の1つとして、高度順応のために雲海荘で1泊してみました。
私が宿泊した時は、4グループ5人で空いていました。
朝4:40に起床して、前日買っておいたコンビニのおにぎりを食べたのですが、女将さんが温かい緑茶を用意してくれて嬉しかったです。
5:30 に山頂に向けて登山開始。
この時間だと、のぼりの登山客がほとんどおらず、渋滞に巻き込まれることなくすいすいと登ることができました。
「いらない荷物は置いて行っていいよ」とのことで、荷物の量を減らして登山できてよかったです。
下山時に立ち寄って荷物を回収。
その時に月見ラーメンを食べました。味は薄味でした。