自己紹介
私は現在31歳で、茨城県でウェイターの仕事をしています。
今は婚活サイトのPairsで知り合った5歳年上の夫と結婚生活3年目で、女の子と男の子の年子の子どもがいます。
恥ずかしながら、私は夫と結婚するまで異性の方と付き合った経験がまったくありませんでした。
25歳の頃からこの仕事をしていて、平日休みが多く休日祝日は仕事のため、なかなか機会に恵まれず、出会いがなかったのです。
母や職場の先輩から「彼氏はいないの?」とよく冷やかされたものです。
出会いもないし、かといって自分からガツガツいくのも恥ずかしかったしで、結局何もしないまま月日だけが流れていきました。
20代だと周りも恋人との話で盛り上がることもあり、疎外感も感じていました。
そんな「出会いがない!」と嘆かれている方や「どうしたらいいの!」と思っている方を少しでも応援できればと思い、私の体験談を書いてみました。
なにかのきっかけになれば、嬉しく思います。
婚活を始める前のナイーブな女心
出会いを求めるって、大変ですよね。
友人に合コンをセッティングしてもらったり、会社の方とのお花見で出会いを求めたりしましたが、上手くいきませんでした。なかなか「この人といると幸せ」って気持ちになりませんでした。
「付き合ってから解るところもあるんじゃない?」と友人からアドバイスをもったりしましたが、「気持ちもないのに、試すようで気がひける。」と逃げていたところもあったと思います。
そのうちに「自分には結婚するのは無理なんじゃないか。一人でもいいか。」と思う時もありました。
でも、先々の事を考えると一人は寂しいし、友人のお子さんに会うと「やっぱり結婚っていいな。」と思ってしまう自分もいて、モヤモヤしていました。
親子連れを見ると、「それぞれ皆さん努力してるんだなぁ。」と悟るような気持ちになったときもあります。
何か行動したいけど動けない、歯がゆい焦りを感じていました。
そのうちに出会いを求めることに疲れていって、仕事を言い訳にして何もしない日々が過ぎていたのでした。
まずはじめに取り組んだこと6つ
- 友人に合コンのセッティングをしてもらった
出会いの場を設けてもらっているのに、何か違うと思うと料理に逃げてしまっていたのは、良くなかったと思いました。 - 会社の方に交流会と称して出会いの場を設けて頂いた
ほとんど見知った方でしたので、出会いの場としての気持ちはあまりありませんでした。 - 世の女性がどのような出会いをしているのか検索をしてみた
自分よりはるかに努力されている方が多数いらっしゃって、逆に落ち込みました。 - 恥を忍んで両親に出会いや付き合ったきっかけを聞いてみた。(父にはぐらかされました。)
- 随分昔に通っていたパソコンのチャットサイトを覗いてみた。(閉鎖されていました。)
- 町おこしの一環で開かれている、食事をしながら出会いの場を設けるお祭りに参加した
中でも取り分け、町おこしで行われる出会いの場にはよく参加していました。毎回参加するので受付の方に顔と名前を覚えてもらう程でした、少し恥ずかしかったです。
婚活サイトを利用することに
そんな時、休憩時間にいつものように携帯をいじっていたら、ふとPairs(ペアーズ)という婚活サイトの広告が目に入りました。
「女性なら無料だし、彼氏くらいできるかな?」と軽い気持ちで登録しました。
実名ではなくイニシャルでしたし、Facebookに投稿される心配がないのは安心でした。検索機能で理想の家庭を想像するのは楽しかったし、何より自分と同じ気持ちの方が沢山いらっしゃってワクワクしました。
出会いがないと嘆かれている方、同じ趣味の方が近くにいないなど、悩んでいるのは自分だけじゃないと、救われる気持ちにもなりました。
同じ気持ちの方が沢山いらっしゃる場所にいると、自然と歯がゆい焦りも消えていきました。
それどころか、今日はどんな方がいらっしゃってるかな?と楽しみにすら感じました。
それからというもの、休憩時間にPairsを覗きに行くのが日課に。
後で調べてみたら、他にも婚活サイトはたくさんありましたが、会員数が他と比べて圧倒的に多いことや、理想の相手を細かく設定して探せるので、Pairsは魅力的でした。
プロフィールは「ありのままの自分」で
血液型や勤務地、仕事の内容はスムーズに入力できましたが、身長や体重を入力するのに「少し軽めに設定しておこうかな。」と変な見栄がありました。
後で直接会うかもしれないことを考えると、見栄を張らず自分に正直な気持ちで入力する事をオススメします。
理想の結婚スタイルを記入する欄もありますが、その時はあまり難しく考えませんでした。
その人と直接お話をして決めていけばいいことですし、結論を出してしまっても自分の中だけですので、相手の考えを聞いた上で決めていければいいやと思いました。
一番悩んだのが写真撮影で、友人に頼むのも恥ずかしいし、自分で何枚も取り直しましたが中々納得できませんでした。10枚を超えた辺りで、これも「ありのままの自分か。」と変な諦めが出てきたように思います。
Pairsを使ってみた感想
Pairsはとにかく検索機能が充実しているので、イメージが沸きやすかったです。
家事・育児に関しての考え方や、デートの初回費を入力する欄には思わず笑ってしまいました。
私は割り勘で考える方ですが、男性によっては最初のデートくらい出させてほしいという方もいて、本当に色々な考え方の人がいらっしゃるんだなと感じました。
地方の方とメッセージのやり取りをする機会もあって、地方ごとの食文化や方言のお話など、場所に関係なくお話できるのはサイトの良いところだと思いました。
毎日2,000人程の方が登録されているとのことで、そんな中自分が交流して出会いがあるのだろうか?人数の中に埋まってしまうんじゃないかと不安になりましたが、好きなことの話をしているとそんな事もなく、楽しかったです。
趣味つながりで親しくなった人は神戸の方でした
Pairsを始めてすぐに、何人かの男性から「いいね!」を頂き「共通の趣味でお話しませんか?」と連絡がありました。
初めて「いいね!」がついた時の不思議な緊張感は、今でも忘れられません。
早速お返事をして、好きな映画や芸能人、そのうちアニメの話もするようになりました。
その方は神戸在住の方で、よく方言が出るのですが「その方言はどういう意味?」と聞くと「え?これって方言やった!?何かショック。」と地方ならではの話で盛り上がりました。
最初はドキドキしっぱなしで言葉遣いも「この意味って間違ってないよね?」と調べながらメッセージを書いていました。
打ち解けていくうち、どんどん話し方も良い意味で遠慮がなくなっていき、直接電話で話す機会も増えていきました。
2週間ほど経った時でしょうか、話していてふと、その人に会いたくなりました。実際に会って、この人と恋人同士になりたい。そんな気持ちが芽生えていきました。
かといって、相手は遠方の方で、自分も仕事が休める状況ではなかったので、中々実現には至りませんでした。
そんな時、彼の方から「仕事の休みが入ったから、会いに行くよ。」と申し出てくれたのです。その日は平日で、私も急いで上司に何とかお願いをして、お休みを頂けることになりました。
いよいよ、会う日がやってきたのです。
人生でほぼ初めてのデート
男性の方と2人で出かけるなんて本当に久しぶりのことで、服装にはかなり悩みました。
あまり露出の激しい服も意識しすぎだと思ったし、かといってパンツスタイルだとデートという感じでもないし・・・と、色々考えました。
最終的にまとまらず、友人にアドバイスをもらって、ワンピースの上にカーディガンを羽織っていくことにしました。
私の最寄りの駅で待ち合わせをして、お互いの服装の特徴を連絡しました。
電話では話したこともあって、写真も見ているので顔も知っている。それでも、ものすごく緊張しました。
服装が変じゃないか?髪型や化粧は崩れたりしていないか?何度も確認しました。
彼が到着して、「はじめまして」と挨拶をしました。
「今更はじめましてっていうのも、何か変な感じですね。」と彼も笑っていました。笑顔の可愛い人だなと思いました。
私の地元を案内してほしいと言われたので、近くのショッピングモールを散策しました。
男性にとってショッピングは退屈かな?と思っていたのですが、彼もノリノリで付き合ってくれました。「一人で女の子向けの雑貨屋さんって入り辛くて。」と照れていたようでした。
その時は知らなかったのですが、彼は無類の猫好きで、猫のグッズをいくつか購入していました。私も猫が好きだったので、「こんなところでもお互いに好きなことってあったんだね。」と、新しい発見が嬉しかったです。
あっという間に時間が過ぎ、駅で見送る時、寂しいなと感じました。
その時、彼が私の方を向いて一言「付き合ってください。」と告白。
しばらく頭と気持ちが追いつかず固まっていると、
「・・・だめ、ですか?」
と不安そうに言われました。
私はハッとして
「いいえ!いいえ!ありがとうございます!嬉しいです!」と頭を振りながら答えました。
それから「よろしくお願いします。」とお返事をしました。
こうして、私と彼のお付き合いが始まりました。
交際は順調に進んでいき…
それからお互いに空いた時間に電話をしたり、メールでやり取りする日々が続きました。
仕事の関係上、頻繁に電話はできませんでしたが、メールのふとしたやり取りが楽しくて、時間を忘れてしまう程でした。
職場の方にも「最近楽しそうだね。」とお言葉を頂きました。
そのうちに、どんどん彼と一緒にいたいという気持ちが強くなりました。
半年振りに彼に会った時、「一緒にいたい。こんなこと言うと男性は重いって思うかもしれないけど、結婚も考えてるの。貴方はどう?」と思い切って聞いてみました。
彼は少し考え込んでいる風でしたが「今の職場を離れることになっても、付いて来てくれる?」とお返事を頂きました。
私は嬉しくて、思わずその場で泣いてしまいました。
結婚式に向けて大忙し
それからは本当にあっという間で、お互いにメールで結婚指輪の情報をやり取りしたり、式場を探したりと慌しく過ごしました。
お互いの両親にご挨拶に伺った時は、2人とも緊張と変な汗をかきました。でもとても祝福してくれて、改めて両親への感謝の気持ちが込み上げました。
上司の方にも「この度結婚することになりました。申し訳ありませんが、3ヶ月先でお仕事を辞めさせて頂きます。」とお話をしました。すると驚いたことに、お店の社長婦人が来られてお祝いを開いてくれることになりました。
2人で話し合って、結婚式は私の地元で開くことに。その方が、私の祖父母も気兼ねなく参加できるからと、彼の心遣いが嬉しかったです。
料理等はなぜか私よりも母が張り切っておりましたが、私の結婚式で母がこんなに喜んでくれる事が嬉しくて、お任せしました。
まさか司会進行を父が務めることになった時は、プランナーさんと止めましたが、どうしてもやりたいと言うのでそちらも任せることにしました。
彼も笑って「貴方のお父さんなら大丈夫。」と言ってくれました。結果、本当にスムーズに進めたので驚きです。
結婚式も終わり、いざ彼のアパートへ引っ越す時の手続きは色々大変でした。
荷物は最小限に減らし、極力送料が掛からないように工夫したり、転出手続きをしに役所へ行ったり、婚姻届を出すのに本籍地はどこにするか等、2人で話し合って決めました。
こうして、2人の新しい生活が始まりました。
婚活する人へのアドバイス
あくまで私の例でしたが、あまり意気込まず、自然な自分を出していくことが大事だと思います。
相手を探すのに自分が無理をしても長続きしませんし、何より疲れてしまいます。
私は軽い気持ちで始めてみましたが、本当に色々な方が登録されていますので、お友達を増やすような気持ちで始めてみるのはいかがでしょうか?
同じ趣味の方、自分が始めてみようと思うこと、悩んでいることなど様々なところから出会いがあります。
その中で、自分にとって「あ、この人いいな。」と思える方がきっと見つかると思います。
ネットで知り合うという事に抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますが、きっかけが違っただけだと私は考えています。
むしろ、自分の世界が広がるような不思議な気持ちになりますよ。
職場と自宅の往復だけで何となく過ごしておられる方、自分の周りに出会いがない、良い人がいないとお考えの方、ぜひ始めてみてください。
きっと、新しい出会いが待っていますよ。
私がお世話になったPairsの詳細はこちら。