保護者の同意があれば何歳からでも取引できます
ビットコインを買ったり売ったりするのに年齢制限はありません。つまり、未成年者、大学生、高校生、中学生、小学生でもビットコインの取引ができるのです。
ただし、未成年者の場合は保護者の同意が必要です。
では、ビットコイン取引所の大手3社について詳しく解説します。
bitFlyer(ビットフライヤ―)
ビットフライヤ―のFAQ(よくある問い合わせ)に以下のように書かれています。
未成年ですがアカウント作成はできますか?
当社では利用規約第3条4項2号に基づき、未成年の方によるアカウント作成には下記書類の提出をお願いしております。
- 承諾書への署名捺印(原本)
- 保護者の方の顔写真付き本人確認資料(写)
上記2点を当社宛に郵送いただきますようお願い申し上げます。
上記書類の受領確認までは、アカウントをご利用頂くことができませんので、あらかじめご了承くださいませ。引用元:ビットフライヤー FAQ
「保護者の承諾書」と「保護者の身分証明書のコピー」をビットフライヤ―に郵送すればOKです。
coincheck(コインチェック)
コインチェックの利用規約では、未成年者は法定代理人(保護者のこと)の同意が必要と書かれています。
ビットフライヤーと違う点は、保護者2名分の署名が必要な点です。片親の場合は、「父なし」あるいは「母なし」と記入します。
もう一点、ビットフライヤ―と異なる点は、同意書を郵送するのではなく、記入した同意書を写真撮影し、そのファイルを本人確認書類と一緒にコインチェックのサイトにアップロードすることです。
Coincheck 利用規約
4 当社は、登録希望者が、以下の各号のいずれかの事由に該当する場合は、登録を拒否することがあ ります。
(1) 当社に提供された登録情報の全部又は一部につき虚偽、誤記又は記載漏れがあった場合
(2) 未成年者、成年被後見人、被保佐人又は被補助人のいずれかであり、法定代理人、後見人、保佐 人又は補助人の同意等を得ていなかった場合
Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)では、未成年者が口座開設する場合、本人の身分証の他に、親権者と未成年者との続柄(つづきがら)を確認できる証明書と保護者の同意書が必要です。
記入した同意書は、Zaifのサイトの本人確認ページでアップロードしてください。
未成年者の方でも本人確認はできます。
ただし20歳未満未成年者の方は、親権者(又は未成年後見人)とご本人の続柄を確認できる証明書類、およびご本人確認のための本人確認書類、親権者の同意書が必要となります。
この続柄(つづきがら)を確認できる証明書とは、以下のいずれかの書類です。
- 住民票
- 戸籍妙本
- 健康保健証※但し「夫、妻、子」等の続柄が記入されているものに限ります。
- 母子手帳
親権者同意書はこちらからダウンロードできます。
未成年者の口座開設まとめ
大手3社の取引所では、保護者の同意書や承諾書があれば未成年者でも口座を開設してビットコインの取引が可能です。
同意書については、「署名する保護者の人数」と「郵送かアップロードの違い」があります。
取引所 | 署名する保護者 | 提出方法 |
ビットフライヤー | 1名 | 郵送 |
コインチェック | 2名 | アップロード |
ザイフ | 2名 | アップロード |
未成年者でもビットコインのレバレッジ取引ができますが、おすすめしません
レバレッジとは、小さな力で大きなものを動かすことができる「てこの作用」を意味していて、レバレッジ取引とは、少ない投資額で大きな取引を行うことができる仕組みです。
FXや、信用取引、先物取引などの様々な種類があり、それぞれに違いはありますが、例えば、手元に10万円しかなかった場合にも、レバレッジをかけることにより、手元資金の何倍もの取引ができるようになるのです。
※なお、手元に10万円しかない場合に、10万円分の取引を行うことを「現物取引」といいます。
リスクが高いレバレッジ取引は、株式投資では親権者の同意があっても未成年の取引は制限がかけられています。FXについては、未成年者の口座開設そのものを禁止している会社がほとんどです。
ビットコインは未成年者でもレバレッジ取引ができますが…
株式投資やFXと違い、ビットコインは未成年者のレバレッジ取引を制限していないようです。
アカウントを開設し、保護者の同意書を提出すれば、ビットコインの取引をすることができます。
しかし、レバレッジ取引はリスクがとても高い取引ですので、ご両親と相談の上、お小遣いの範囲で現物取引を行うことはおすすめします。