自己紹介
私は神奈川県において、会社経営をやっている者です。
独立したのは20年近く前になります。
しかし、独立してからはというか独立してからもと言った方が良いかもしれませんが、長く独り身でした。
ある程度自由になる時間がありましたし、仕事を通じて異性と知り合う機会もございました。
それ程出会いに困ったという訳ではなかったですが、体験談を通じて語っているような理由から、ブライダルネットにお世話になることになりました。
現在私は、ブライダルネットで巡り会った現在の妻と幸せに暮らしており、二人の間に生まれた愛の結晶もすくすくと成長しております。
で、ブライダルネットでお世話になったのは、そうですね・・10年前とは言いませんが、かなり前です。
従ってかなりのOBという立場です。
今回体験談を書こうと思った理由は、ゴールインまで実際に至り、それなりに幸せな家庭を築くことが出来た経験ですので、多少なりとも後進の方々のお役に立てるのではないかと思ったからです。
婚活を始めたきっかけ
婚活を始める明確なきっかけといったものは、実は特にありませんでした。
何となくと言えば良いのでしょうか、結婚そのものを焦っていた訳ではないのですが、やはり独り身ですと、特に夜中に自分で部屋の明かりを付けるという住環境の寂しさが年を経る毎に大きくなってきたことが、強いて言えば要因になったような気がします。
実は、独立してからお付き合いした女性が何人かいましたので、交友関係での孤独感というのではありませんでした。
ただ前述の通り、結婚願望がそれ程あった訳でもありませんし、自分なりの価値観と言うか、大変限られた人間関係の中で生涯の伴侶を選んでも良いものかといった漠然とした疑問もあり、すぐに結婚は考えられませんでした。
しかし、このまま独り暮らしを続けるのも虚しいし、かといって自分の人間界の中で生涯の伴侶を決めたくない、なら何か活動をしなければならないとなり、婚活をスタートさせることになったといったところです。
まずはじめに取り組んだこと
まずはじめに取り組んだことですが、自分の場合は多少ミーハーだったこともあり、今で言う街コン、いわゆる出会いを目的としたパーティーやコンパに足繁く通うことから始めました。
最初の頃は、地道に通っていればその内に生涯の伴侶を見つけることが出来るだろうと喜々としていましたね。
だって、好みの女性に公然とナンパ出来るというか、声をかけることが参加者の義務のようなものでしたから、とても楽しかった訳です。
しかし、次第にあることに気付いたのです。
確かにいろんな女性に声をかけて話も出来るけど、話している相手と短時間で交代しなければならなかったりしてじっくりと話が出来なかったり、じっくりと話をできたとしても、趣味や価値観がかなりマッチしていないことが、話しているプロセスでようやくわかったりといったことが繰り返される中、これでは時間ばかりがかかってしまうということに気付いたのです。
それで、自分が希望する女性に対する条件等が事前にマッチしている方の中から相手を探す必要性というか、大切さに気付き、婚活サイトを利用することにした訳です。
ブライダルネットを選んだ理由
従って整理しますと、まず婚活サイトを利用しようと思った理由は、自分の好みや要望でフィルタリングをかける、つまり希望条件にマッチしている女性の中から相手を探したかったということです。
また、その中でブライダルネットを選んだのは、私の場合はブライダルネットのシステムやサービスの優位性等ではなく、やはり老舗として長年の実績があり、信頼おけるサイトだと思ったからです。
また一定数以上の会員数がいることは必須条件だったと言えますが、それにも合致していたことが挙げられます。
正直が一番です
ブライダルネットの登録にあたって気をつけたことは、過度に自分を飾らないといったことでした。
過度に自分を飾って、それを前提に申し込んでくれた相手を失望させてしまっては申し訳ないと思いましたし、逆に言えば、飾らない自分を率直に評価してくれる相手なら、背伸びせず、末永くお付き合い出来るとも考えたからです。
ただ、だからといって自虐的になる必要もないし、卑下する必要もありませんよ。
そのままの事実を正直にお伝えするという事です。
ブライダルネットを使ってみた感想
一番重宝したのはやはり「プロフィール検索」です。
ご存知かわかりませんが、かなり細かく相手の条件を絞り込むことが出来るようになっています。
他の方は存じませんが、私の場合はかなりうるさく検索時に条件を付けましたが、それでもかなりの会員データ数がヒットするのは、さすがブライダルネットと言えます。
あと面白いと思ったのは、「みんなのマップ」や「みんなの日記」でしょうか。これって結構大切な機能だと思います。(今もあるのかな?)
例えば趣味が「映画鑑賞」と答えていた会員がいたとして、一言で映画鑑賞と言ってもハリウッド映画が好きなのか、日本映画が好きなのか、それともアクションが好きなのか、或いはラブロマンスオンリーなのか等々で細かく異なる訳で、それらプラスアルファの情報を得るのにそうした機能が結構役立ちましたね。
相手への気配りは忘れずに
ブライダルネットでは、女性とのメッセージ交換において段階を踏むようになっています。
やはり、はじめて「あいさつボタン」を返されて「ちょい話そう」が成立したときは、年甲斐もなく、うれしかったですね。
正直、最初の頃は、こちらも要領を得ていなかったこともあって、何度かあいさつボタンは使用していたのですが反応がなかったからです。
で、何人ほどそうしたファーストステップでの会話をしたかは正確な人数までは覚えていませんが、その中で「この人は」と思えた相手と個別のメール交換や、互いの連絡先を教え合う段階まで順調に進んだときも、まあ、感動的でしたね。
これと言った、気の利いた台詞を並べた記憶はありません。
とにかく正直に
「大変好感が持てたので、できれば直接会ってお話がしたい」
といった内容をお伝えしただけです。
ただ、例えば「日程の調整が難しいようであれば、決して無理して頂く必要はありません」といった台詞を交える等、相手が断りやすいように気を配ったといったことはあったと思います。
それが奏功したかどうかはわかりませんが、「この人は」と最初に思えた方とデートまで漕ぎ着けたことが、ブライダルネットを通じた初デートにもなったという訳です。
ゴールイン間近での出来事もあり…
さて「この人は」と思える方とは、じっくりと場所を変えながら初デートを楽しめましたが、それっきりになりました。
決して相手に失望したと言ったことはありませんが、その後、再びお会いしたいというモチベーションが何となく湧かなかったからです。
それで、その後は、2, 3人の女性とデートをして、内一人と数ヶ月ほどお付き合いをしました。
その女性はご両親が商売をやられている方で、価値観的にも大変マッチしていましたし、また互いにゴルフや水泳が好き等、趣味や娯楽面での楽しみ方も合っていたので、このまま順調にお付き合いが続けばゴールインすることもあり得るかなあと思っていました。
デートの場所としてはハーフゴルフ場に行ったり、室内プール等にも出掛けたりしました。
しかし、不運なことに私の側が仕事でトラブルが生じたため、ほとんど自宅にも帰れないほど多忙な日々が数ヶ月続いてしまい、それが原因でなんとなく距離ができてしまい、終わってしまいました。
お相手からのメールで、今でもはっきり覚えていますが
「忙しいのはわかりますが、付き合っているという実感が持てなくなりました」
という大変辛い台詞を頂戴しました。
こちらが寂しい思いをさせたのは事実ですし、何も抗弁できる状況ではなかっただけにただ申し訳なく思えたことと、大事な相手を失ってしまった喪失感を一層強く感じることにもなりました。
で、多少失恋したような思いを抱えている時に、出会ったのが現在の家内だった訳です。
まあ、今思えばオーバーな表現かも知れませんが、本当に運命的な出会いだったと言えるのかも知れませんね。
直感とでも言いましょうか
家内とは交際開始から、比較的に短期間でゴールインすることになりました。
自分が失恋した状態だったので、新たに交際を始めた家内の存在がとても大きく感じられたと言うことはあったかもしれませんが、それ程単純な理由ではなかったと思います。
なぜなら、生涯の伴侶選びです。
これまでの経験談の披露を通じて、私が相手を慎重に選ぶタイプであることは何となく気付いて頂けたと思いますが、そうした自分の本質が突如変わったといったことはなかった訳ですから。
当然、家内に対しても慎重に考えようとしていました。
では何が決め手になったのか。
うまく言えないのですが、(結婚とは案外そんなものなのかもしれませんが)家内には他の女性に感じたことがない、独特の愛おしさを感じていたのです。
それが他の相手とどう違うのかはうまく言えないのですが、「他に感じたことがない」すなわち「違い」があるということだけはとてもはっきりと感じることが出来ました。
その違いが、私の背中を押すきっかけになったと思います。
もちろんプロポーズするときには何の迷いも躊躇いもなく言葉を口に出来ましたし、家内がそれを受け入れてくれたときも、素直にとても嬉しかったですし、大変な幸福感を味わえることが出来ました。
それから云年以上が過ぎ、冒頭でお伝えしましたとおり、我が家の家族も人数が増え、それなりに平和で(時々派手なケンカもしますが(笑))幸福な日々を送っております。
これから婚活する人へのアドバイス
相手との会話を大切にすると同時に、自分との対話を大切にすることをオススメします。
つまり、客観的に自分で自分の事を見つめるようにすれば、二人の関係も客観的に見つめることが出来るようになり、感情だけに翻弄されることなく、二人の関係を冷静に見ながら育むことが出来る心のゆとりが生まれるからです。
また、経験したからこそ言えますが、恋愛や結婚に百点満点はないと思います。
私だって、今は幸せだと思っていますが、家内とは別の女性と結婚した場合、もっと幸せになったかもしれません。
しかし、そうした「たられば」を考えたら、誰も最高の点数を付けることができる恋愛や結婚などできるはずもありません。
決して無理に何かの結論を出す必要はありませんが、自分に正直に「この人と結婚したいと思えるかどうか」を問い、それに対して「YES」というなら、その答えこそが現在の最高の答えなのです。
皆さんの健闘を陰ながら御祈念しております。
頑張って良い相手を見つけて下さい。