Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/ksy/xn--u9j216n1fmnw1a.jp/public_html/wp-content/plugins/jetpack/_inc/lib/class.media-summary.php on line 77

Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/ksy/xn--u9j216n1fmnw1a.jp/public_html/wp-content/plugins/jetpack/_inc/lib/class.media-summary.php on line 87

Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/ksy/xn--u9j216n1fmnw1a.jp/public_html/wp-content/plugins/all-in-one-seo-pack/modules/aioseop_opengraph.php on line 825
ツアーコンダクターとして出会ったお客さんの「???」エピソード

ツアーコンダクターとして出会ったお客さんの「???」エピソード

建築関係の人がやらずにはいられない仕草

ツアーコンダクター 添乗員

私は40代の女性ツアーコンダクター。

ツアーコンダクターをしていると色々な人と出会うのが当たり前だ。

1度のツアーで2~30人の人を連れて歩く計算だから、随分な人々と出会った計算になる。

そしてツアーコンダクターを10年やって解ったこと。

それは、日常的にやっていることは旅先でも思わずやってしまうということだ。

例えば、建築関係。

こういう人を海外へ連れて行くと、決まって「コンコン」とやっている。

コンコンとは何か。

それはドアをノックする仕草のこと。

これをどこでもやりたがる。

素材は何なのか気になるらしい。

教会の壁。
美術館の床。
博物館に展示してある大理石のテーブルに思わず手が伸びた時は必至で止めた。

うっかり警備員の目に留まれば、連行されてしまう騒ぎは必須。
いずれも国宝級の展示品なのだから。

でも本人たちは至って自然にやってしまうから困る。
悪気がないというのは、始末に負えない。
癖だから、「ダメ」といっても本能レベルで手が勝手に動いてしまうからだ。
下手すると国際問題に発展するほど大事なんだけどね。

子供が大好きで子供の声はうるさいというオヤジ

ツアーで一緒に食事をしたりすると、同行者たちは必然的に仲良くなる。家族のことや自分の趣味の話に花を咲かせて楽しそう。

ある時、一緒になったオヤジは、「私は子供が大好きで」と言い、ヨーロッパの子供達がいかに愛らしくカメラに映るかという話を延々としていた。

それは別に構わない。
好きなだけ撮ればいいと聞き流した。

でも、数日後。
そのオヤジがチェックインして間もなく、私を部屋に呼びつけた。
どんな用事かというと、「子供の声がうるさい、別の部屋にしてくれ」という希望。

あのね、無理だから。
その時はハイシーズンのスイスで、空きがまったくない状態。そのオヤジの部屋は一番広く、中庭に面したバルコニーつきの部屋だった。のんびりするには申し分なく、バルコニーからはアルプスが一望できる特別室だったのだから。

そのことを延々と説明するも、それでも「うるさいから嫌だ」の一点張り。

あなたこの間、「私は子供が大好き」って夫婦で威張っていたでしょうが。

究極のマザコン坊ちゃんの新婚旅行

新婚旅行の人が多いのもツアーの特徴のひとつ。
微笑ましく初々しいカップルもいれば、交際10年歴でまったり感満載の新婚カップルも。
まさに千差万別だった。

そして私が出会った最強の新婚カップルは、夫が「マジ!?」と耳を疑うほどのマザコンだったケース。

このカップル。
見た目は至って普通で、強いて例えるならば「二人とも公務員だったりして」レベルの生真面目さを醸し出している。

他の人とも当たり障りのない会話をし、私にも愛想よく接する無難な感じ。
でも、「日本に国際電話を掛けたいから教えて欲しい」と頼まれた時のエピソードは忘れられない。

ロビーにあった公衆電話でクレジットカードを利用した掛け方を伝授。

繋がったら退散しようと思っていたら、繋がった途端に夫がクレーム開始!

「ママ、スーツケースのどこにコン○ームが入っているのかわかんないんだけど」と仰る。

ああ、大事なママに新婚旅行の荷物をまとめてもらったんだね。
奥さんが動じていなかったのが幸いだ。

二度と行き会わないであろう別会社のツアコンにおごらされた

旅先では実に多くの日本人ツアーに遭遇する。まあ、当たり前のことだけど。

そして、時折、ホテルのロビーでなんとなくお互いの会社やツアー手配のお粗末さの愚痴合戦を展開することもあった。

イタリアで一緒に飲んだ女性ツアーコンダクターは、全身がブランド物に包まれたやたらと女子力が高そうな人だった。まあ、あんまり話が合わなかったから、深い話にもならなかったけど。

その時は、バスで長距離移動をするパターンだったから、一緒に周っていたイタリア人ドライバーも一緒に飲んでいた。でも私のドライバーは珍しく下戸だったので早々と「チャオ!」

すると私がトイレに行っている間に女子力高いツアーコンダクターと彼女のドライバーが消えていた。まあ、それはいい。2人とも独身みたいだったし、私も馬に蹴られるようなことはしたくない。

でも、バーカウンターの兄ちゃんが「2人の分も払ってね」と言った時には思いっきりムカついた。

二度と会うことはなかったが、馬に蹴られてでも邪魔してやればよかった。

マイレージ天国だった遠い昔

ツアーコンダクターなので、飛行機は人に自慢できるほど搭乗している。
ただ、今はさほど嬉しくもない。

もちろん、最新の映画がプライベートモニターでのんびりと観られたり、タダでビジネスにアップグレードしてもらったりすると嬉しさ満点だけど。

その昔は、それ以上の美味しいことがあった。

それはマイレージがどんどん溜まったこと。

どんどん乗るからひたすら溜まる。

どんどん乗るから、カードのグレードがアップする。

すると必然的に1.5倍、2倍のマイレージが溜まるようになる。

そのマイレージを使って、海外旅行へ行く。

飛行機タダが当たり前だった。

そんな旨味があったツアーコンダクターの仕事。

今は私たちのマイレージはたまらないシステムへと変更された。

私たちがいるから、お宅の客室乗務員は案内も手抜きができてると思うけどね。

今は貧乏旅行にだって行くのは必死。

なんと世知辛い業界になったことか。

辞める?

いやいや、10年もこの業界にいたら普通の会社では使い物にならないし。

早く景気が良くなることを祈るばかりだ。

スポンサーリンク
336 x280の広告
336 x280の広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
336 x280の広告