ファストフード ハンバーガーショップのアルバイトの裏事情

ファストフード ハンバーガーショップのアルバイトでは、創作バーガーが食べられる?

ハンバーガーショップ

私は今は20代後半の主婦として子育てに奮闘しているが、大学生だった頃は、学業そっちのけでハンバーガーショップの店員をしていた。

元々大好きだったハンバーガーショップにアルバイトが決まり、休憩時間はお店のハンバーガーがまかないとして食べられるのではないかとワクワクしていた。

実際に長く働くようになってくると、店の勝手もよくわかり、自分もキッチンに入ってハンバーガーを作れるようになった。そうなると休憩時間に食べるハンバーガーは自分で勝手に作ることになる。

この時、働いているメンバーにとっても優しい店長がいる時は、自分で勝手にアレンジした創作バーガーを作って食べられることがあった。メニューにはないようなレタスの量を加えてみたり、勝手にマヨネーズをプラスしたりと、自分の好みでアレンジを加えたボリュームたっぷりのハンバーガーを休憩時間に食べることが何よりの楽しみだった。

マヨネーズが大好物の私は、正直、かなり太ってしまったこともあったが、今思い出してもいい思い出である。

ファストフード ハンバーガーショップにも、酔っ払いはやってくる?

ハンバーガーショップなので、お酒の販売はしていない。一般的には、朝食や昼食などに適した軽食の部類に入るので、夜は比較的に落ち着いて営業できることが多かった。

しかし、店の立地が立ち飲み屋の乱立する飲食街がある駅前だったこともあり、かなり夜中になってからベロベロに酔っ払ったサラリーマンが来店することがあった。

大抵は、ハンバーガーを一つ、ドリンクを一つ頼んで、頭を冷やすようにぼんやりと窓際に座っているのだが、一度だけ、本当にタチの悪い酔っ払いの中年男性が来店したことがあった。

その男性は、メニューを一切見ずに「生中一つ」とレジ前で言ってきたのだった。私は何かの冗談かと思い、苦笑いをしながら「いや、あの、お客様、こちらではアルコール類の取り扱いはしておりません。」と返した。

すると男性は本気で怒り出して「なら買ってこいやぁ!」と逆ギレされてしまった。その頃は二十歳そこそこの女子大生だったので、怯えて黙っていると、店長がやってきて冷静に対応してくれた。警察を呼ぶというとすごすご男性は帰っていき、私の中で店長の株がその日一気に急上昇したのだった。

ファストフード ハンバーガーショップのアルバイトは、祭りで大忙し?

私のアルバイトしていたハンバーガーショップの近くでは、夏になると毎年花火大会が行われた。そのため、店には昼頃から多くの人が訪れて、店は大行列ができるほどの賑わいをみせた。

管理職はここぞとばかりに店頭販売を始め、フランクフルトや作り置きのハンバーガーなどを売りさばいた。女のアルバイトを中心に売り子に駆り出され、店頭で「フランクフルトいかがですかー!?」と声を張り上げる。

こんなんで売れるのかなぁと最初は半信半疑だったものの、やってみるとフランクフルト、ハンバーガー、店頭で売り出していることごとくが、とにかく売れた。いつの間にか製造が追いつかないほど売上が伸び、やっと人の列が消えたと思った時には花火が上がっていた。

1日の終わりに総売上額をこっそり聞いてみると、普段の土日の約3倍の売上だった。これは、管理職が総出で必死に準備するのも頷ける、としみじみ思ったのだった。異常に疲れたが、なかなかの充実感であった。

ファストフード ハンバーガーショップで長くアルバイトすると、野菜の重さがわかる?

私は大学生一年の頃からハンバーガーショップでアルバイトを始め、就職する直前まで、みっちり4年間アルバイトを続けた。

4年の間にレジからハンバーガーの製造、野菜の仕込み、フライヤーの油の交換まで、大抵のことはできるようになっていた。

特に野菜の仕込みでは、レタスやトマトを決まったグラム数で均等に切り分ける必要があり、最初はそんな難しいことできないよ…と頭を抱えたものの、グラム数を計りながら日々大量の野菜を仕込んでいると、次第に計りにかけなくても、大体のグラム数がわかるようになってきた。

アルバイトを始めて2年が経つ頃には、切り分けたトマトやレタスを持ち上げるだけで「これは32グラム」というくらい繊細にグラム数を把握する技を身につけていた。また、様々な野菜を大量に千切りすることが多かったため、今でも、主婦として料理の腕に一役かっている。

私は大して料理が得意というわけでもないが、備えつけるキャベツの千切りなどは、とんでもない速さで大量に作れてしまうので、たまに夫や招待した友達などを驚かせてしまう。予想外の特技が手に入り、ラッキーである。

ファストフード ハンバーガーショップは大学生が支えている?

これは、どこのハンバーガーショップにも通じる話ではないのかもしれないが、私の働いていたハンバーガーショップは、大学生によって切り盛りされていると言っても差し支えない状態だった。

もちろん店長、副店長、社員などはいるものの、事務作業に追われていることが多く、実質店で営業に関わっているのは、全員大学生ということは多々あった。

私が大学1年でアルバイトを始めたての頃は、周りのキビキビとした先輩店員たちが、全員ものすごく年上に思えて、社員の人なども多くいるのだと思っていたら、少しして、その全員が私と同い年や一つ二つ上の大学生であるということがわかった。

ファストフードというと、調理などに苦労がなく、簡単なアルバイトという認識が強いが、実際のところはかなりの肉体労働である。様々なポジションをこなしていく必要があるため、覚えることも非常に多い。そんな慌ただしい店の営業を今思えば、全員大学生という身分でこなしていたことも多々あった。

きっと私のアルバイト先のように、学生によって支えられているファストフード店やレストランは多々あるだろう。学業と両立しながら飲食店を支えている学生達には敬意を払いたいものである。

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