クッキー屋さんの可愛い制服
30代主婦、今は、事務員のパートで勤めつつ、子育てに励む日々。
このあいだ、子どもと買い物に行って、デパ地下をぶらぶらしていたら、クッキー屋さんが。
そいえば、若い頃、私ここで(遠方に嫁いだため、店舗は違うけど)アルバイトしてたっけ。なんて思い出してぼーっと見ていたら、子どもが、
「お母さん、クッキー食べたくなっちゃった!なんか買って!」
と。
そうだね、食べたいね。と
「お母さんね、昔このお店でお仕事してたんだよ〜。だから美味しいクッキーわかるよ。」
と言うと子どもから尊敬の眼差しが(笑)制服可愛いもんね、子供は憧れるよね。
でも可愛い制服のお姉さんたちも裏では可愛くないお仕事いっぱいなんだよぉ〜と思いつつ、大好きだったクッキーや新しく出たらしいクッキー(だいぶ久しぶりに購入しました)などちょこちょこ購入して帰って来た。
ちょっとちっちゃくなったかな。グラム売りだから、関係ないけど・・と余計なことを考えながら。
おいしく楽しいアルバイト
クッキー屋さんでは、朝行くと、まず掃除。これはどこもきっと一緒のはず。クッキーを出してから掃除なんかしたら大変なことになってしまうから。
掃除が終わると、開店時に間に合うようにコーヒーマシンでコーヒーをドリップしつつ、クッキーのカゴを店頭に並べます。コーヒーのいい香りが店中に広がり、店長がクッキーを焼いている時は、合わさってたっけ。
し・あ・わ・せ〜♡
と思えるような甘〜い香り。懐かしい。
私がバイトしていた時に、ちょうどつわりがひどい主婦バイトさんがいて辛そうにしていたっけ。
そうそう、私がバイトしてたお店では、お茶の時間が設けられていて好きなドリンクとクッキーを二種類食べることができて・・・一週間で2キロ太ったっけ。
朝イチからのシフトの時は、パウンドケーキを一切れずつカットして端っことか切り損じてしまったのなんかも、準備できてから食べちゃってたから、そんなのもきっと太った原因のひとつ。若かったなぁ。
ちょっと大変だった子連れのお客さん
平日は忙しいこともなく、ぽけっと立っていることが多かったような気がするバイトだった(店長ごめんなさい)が、休日はイートインスペースに待ちのお客さんが結構並んだりして、しかも、小さなスペースのため、グラスなんかも少なくてすぐ足りなくなって忙しかったなぁ。
今は私も子持ち主婦になり、気持ちもわかるけど、いっそがしい合間に子ども連れのお客さんが来ると、バイトの女の子同士で「あそこのテーブル要注意!」なんて言ってたなぁ。
どう要注意かというと・・・
子どもが見てくる→ニコッとかしちゃう→もっと見てくる→ついてくる→何かこぼしたり、割ったりする、となるので、なるべくさっぱりとした対応をしよう、となっていた。これは、バイト仲間の中の子どもが大嫌いな子が、確率したルールだったが、まずまず的を得ていたと思う。
こちらの対応に関わらず、ジュースこぼす時はこぼしちゃうし、グラスが割れる時は(大人も含めて)割れちゃうんだけどね。
他にもたまには変なお客さんもいた
他には、やっぱり大学生メインの若い女の子が多いからか、普段クッキーなんか食べないだろ!という男の子たちなんかが来るのも面倒ではあった。
基本量り売りで、「〇〇と〇〇を何枚(もしくは何グラム)ずつ」のような感じでのオーダーを受けながら、カゴに入れていき、それを計って包みお代をもらう、という流れだった。それを逆手にとって、いたずらする男の子たちがたまにきた。20種類くらいの中で「〇〇と〇〇と〇〇と〇〇と・・・」とどんどん10種類ずつくらい言われるので、カゴにとりあえず一枚ずつ入れていくと、「以外のを1枚ずつくださーい!」
・・・・・
完全にからかいに来ている。こういった客は余裕がある時に、笑顔で対応すると、頻繁に来るので、顔色を変えずに「かしこまりました」と対応するよう言われていたが、やはり人間だもの。いらぁぁっとしていた。
今思うと可愛いもんだけど、イケメン君だったら、きっと嬉しかっただろうけど、当時はみんなでまたか!って言っていた。
催事場やお遣い物のラッピング
イートインスペースの対応や、計り売りの対応などがない時は、店頭に立っているのだが、バレンタインやホワイトデー、クリスマスの前なんかはラッピングの仕事もしていた。
おかげでリボン結びとキャラメルラッピングだけは早く、上手にできるようになった。季節のラッピンググッズはいつも可愛くってテンション上がりながら箱の組み立てなんかもしていたけど、本当に楽しかった。
また、お遣い物にパウンドケーキの詰め合わせなどを購入するお客さんには、熨斗(のし)をどうするかを聞くのだが、恥ずかしい話、熨斗(のし)ってなんですかぁ?という状態で入った私だったが、少しずつ慣れていった。また、書道を習っていたため、熨斗(のし)の名前書きも戸惑わずにできた。
これも人によっては、大変個性的な文字で熨斗(のし)を書いちゃうバイトもいるので・・・どう注意したら良いのかわからないが要注意だ。
お客さんによっては「綺麗な字で書いてね!」と注文して来るおばさんなんかもいたが、今では気持ちがわかる。
いろいろあったが、楽しいアルバイトだった。