イメージとまったく違った保育士の仕事

キツイ性格の保育士ばかりでビックリ!

保育士になってみてビックリしたことはたくさんあるけれど、全体的なところではまず「保育士さんってきっつい人多い」ということ。保育士実習でも、そのことは感じていたのだけれど、でもやはり保育士実習は「お客さま」的なところがある。だから、あまりハードな扱いはされないのである。

保育士

しかも、私が実習で行った保育園は比較的温和なところだったようで、そこまできつい保育士さんもいなかったのだ。けれど、自分が社会人となり働いてみたら本当にびっくりした。もう、めっちゃあたりの強い人ばかりで

もしかしたら就職先の保育園のチョイスを間違えただけなのかもしれないけれど、とにかくキツイ性格の人が多かったのだ。そこがまず初めの「ギャップ」と言えるかもしれないと思う。

合コンでもなんでも「保育士さん」なんていうと評判良く、優しいイメージを持つ人が多いけれど、しかし実際は違うのだから。実際に自分が保育士として働いてみてとても強く思ったことだ。

察する文化の女の職場は良くも悪くも

私が保育士として勤めていた保育園は「全員女性」という職場だった。今では、男性保育士もいれば、男性の職員さんもいる幼稚園、保育園が珍しくないほどに増えてきてはいるけれど、しかしそれでもまだまだ「全員女性」の園の方が多いのではないだろうか。

だからというわけではないだろうが、とにかくまあ「女性の職場」的なところが目立つ。たとえば、タイトルにもあげた通り、女性の職場は「察する」ことが大事なところ。

ストレートには言わないことで、やんわりと諭してあげるという気持ちは素晴らしいものがあると思う。けれども、そこが悪い方に転じれば「陰での悪口大会」だったりもするわけで…。そしてまた、ストレートには本人にも言わない「嫌味な言い方」になったりもするわけで…。

けれど、「察する文化の女の職場」は時として、良い方にも転じるのである。たとえば、困っている保育士をいち早く察してヘルプに行くとかいったように。だからこそ一長一短で一概に「悪い!」とは言えないけれど、しかし察する文化が悪い方に転じている時は、精神的に辛いこともあるのである。

保育士の休憩時間はお菓子で女子会なんて嘘!?

お昼寝ありの保育園ないしこども園勤めの保育士となると、そこで休憩時間を取るのである。だから私が園児だった小さい頃なんて、「先生たちは私たちがお昼寝している間、職員室でお菓子を食べていていいなー」なんてことも思ったものだ。

しかし、自分が保育士側になってみて思うのである。それは、「お昼寝中にお菓子で女子会なんて楽しいものじゃない」ということを。だって、基本的にお昼寝中は「休憩兼待機」だから。

それに自分がベテラン保育士ならまだしも、ペーペーな新米保育士の頃なんて、職員室は休まる場所なんてものじゃないから。他の保育士さんも大勢いるし、かえって緊張する場だというものである。

そりゃあ、机に配られたお菓子は出ているけれど、「そのお菓子をもらった先生にお礼を言いに行ってから食べること」というルールがあって、それを実行した上でのおやつタイムだったので。

自分が不在の時に机にお菓子が置かれていたら、まず「どの先生がくれたのか?」ということを周囲の人に聞いて、そしてその先生にお礼を言って〜の行動が必要だから。だから正直面倒臭い。なんて思ってはいけないのだろうけれど。

保育士知識は自分の子供の子育てに大いに役立つ!

保育士の仕事は「やっぱり子供と接することができること」だとは思う。保育士をしていた頃は、辛いこともあったけれど、やっぱり子供と一緒にいることで楽しいこともたくさんあったものだから。

それに子育てをしている今、ものすごく役立っていると思うから。まず、「子供と接する時のバリエーションが豊富にある」「対応方法の引き出しの中身が多い」ことは、本当に保育士という職業のメリットであると感じている。

だって、子供と接することがゼロに近かったうちの旦那は、子供との接し方なんてまったくわかっていなかったから(けれど、それでも慣れてはいくけれど)。私が「子供との接し方」「あそびの方法」を知っていたから、幾分楽だったかなーとは思っている。

たとえば、ダンボールでお家を作ったり、新聞紙でおもちゃをつくったりと、子供はお金をかけなくてもなんでも「楽しいと思うおもちゃ」になるわけだから、そういった「子どもとの遊びの知識」は子育てて生かされているなーと思うわけである。

保育士として必要なスキルは大人と上手な関わり方?

保育士の仕事で何が一番大変?」と聞かれると、それはやはり「保護者の対応」だったりする。これは保育士のほとんどが同一意見なのかもしれないと、私は思っているほどなのだ。

もっと言えば、「子供よりも大人の対応の方がストレスを感じる」というものだから。子供って基本的に、ちょっとやんちゃな子でも純粋だし嘘はつかないようにするし、本当にあたりがキツイ子なんてごくごく少数なものだしね。

けれども大人はバンバンあたりが強く、言いたいことがあればボンボン言ってくるし。それに筋が通らないことを言っていても、押し切ろうとするしね。だから、「子供の方がよっぽど接しやすいよ」とは保育士時代に何度も思ったことである。本当にここだから言える裏話だけど。

だからこそ、保育士として必要なスキルの半分以上は、「子供といかに上手に接することができるか」ということよりも、「職員や保護者といったような大人と上手に関わっていけるか」ということのように思うのだ。保育士の学校では実戦に役立つ「大人との関わり方」なんて習わないに等しいぐらいなのだけれど。

管理人からのコメント

以前、男性保育士の不満記事を紹介しましたが、今回の女性保育士さんは子どもの保育についてはあまり不満がないようですね。

男性保育士は密かにこんな不満を抱いていた

保育士は子どもの世話が主というイメージはありますし、実際に子供を相手にする時間が多いのでしょうが、「送り迎えでの保護者との会話」や「休憩時間の先輩との交流」など、時間的には短いけれど、神経を遣う部分が人によっては大変なのかもしれませんね。

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『イメージとまったく違った保育士の仕事』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2019/09/12(木) 20:14:48 ID:bdf44f1eb 返信

    仕事がきついのはともかく性格と人間関係が辛い
    なんで男性保育士はおだやかなのに
    でもだいたいすぐやめちゃう
    給料がやすいせいだけど、嫌味なおばはんだけが残っていく。