男性保育士は密かにこんな不満を抱いていた

男性保育士

ごはんを全く食べない子ども

私は30代前半の男性保育士。

給食を全然食べない子がいる。

何パターンかある。

2歳児クラスは何でも自分でやりたがる年齢だ。なので保育士が手を出そうとすると「じぶんで」と言うが、全然自分でやろうとしないから手伝おうとしているのにそういう時だけ「じぶんで」と言い保育士の手助けを拒む。

だったら最初から自分でやってくれと思う。好きなものばかりパクパクと食べて好きじゃない白ご飯になると一気にスピードダウンし狸寝入りまでする。

お母さん曰く「家で全然食べないんです」って言うがわがままを聞くのもほどほどにして自分で食べられるように躾してほしい。

あとは牛乳が苦手で全く飲まない子もいる。なんとか飲んでもらおうと工夫して声かけをするのだが、それでも頑なに口を開けないで拒んでいる。

なぜ保育士がそこまでしなくてはいけないのか。牛乳くらい家で飲めるようにしてほしい。あれやこれやと保育士に任せないでほしい。

2歳児クラスでも自分で食べる子もいれば食べさせてもらっている子もいる。お父さんお母さんに家での教育をお願いしたい。

おもちゃは全部自分のもの

保育園のおもちゃを自分のものだと思っている子がいる。

「Aちゃんのおもちゃー!」
「とらないでー!」
と言うのだが、別にAちゃんのおもちゃではなく保育園のおもちゃだとつくづく思う。

友達が持っているものが欲しくなり無理やりとったり、「かしてくれなーい!」と怒ったりするが、誰も使ってないおもちゃを使えばいいじゃんと切に思う。

保育士が仲介して貸してもらうように友達に言ってそれで貸してもらってもすぐに飽きてまた違う友達のところに行って「かしてくれなーい!」とやっている。

完全に隣の芝生は青い状態である。

また、友達のおもちゃを無理やりとって、「今使ってた」と言う子がいる。取られた子は泣いて訴えるので保育士が話を聞きに行くと大抵2人とも自分が「使ってた」と言う。

園児たちの様子を全て見ていればいいのだがあっちでおしっこ漏らした、こっちでケンカしてるとやっていると完全には誰がどのおもちゃを今持っているかまで把握できないのである。

トイレに行きたがらない子ども

2歳児クラスはトイレトレーニングのクラスと言ってもよい。ただひたすらにトイレに行くのだ。だから子どもたちもトイレに行きたがらない。

保育士はあまり怒りたくはない。だからなんとかして子どもたちにトイレに楽しい気持ちで言ってもらえるように「トイレが終わったら楽しい製作をしようね」とか「中にアンパンマンいたから見てこよう」とかいろいろ言葉かけを工夫している。

子どもたちの行きたくない気持ちもすごくわかる。朝もトイレ。活動が終わればトイレ。遊びたい気持ちもわかる。だけどトイレがいやで逃げ回る子には本当に困っている。

それでいてお母さんは「もうパンツにしたいんです」と言う。だったらまず我が子をトイレに行かせるようにしてからそう言うことを言ってほしい。

本人は全然トイレに行きたがらず、パンツやオムツやズボンさえも自分で履こうとしない。それでオムツ外したいですじゃないだろうと思う。まずは家でそのあたりを躾けてほしい。

噛んだり叩いたりする子ども

発達障害というものがある。その子も発達センターに相談に行っている子なのだが、自分の思い通りにならないととにかく叩いたり噛んだりする。

噛む、噛まれるというのは保育士にとってはすごく苦痛なことなのである。もちろん子どもが痛い思いをするのも申し訳ないと思う。それに対して迎えに来た保護者の人に事情を説明して噛まれたことを詫びるのは嫌だとつくづく思う。

噛むのは極力避けたい。我が子が噛まれたらと思うと、親の立場だと大事な我が子を噛まれたらすごくいやな思いをすると思う。

だけどそこは子どもたち同士のことだからお互い様だと思って、詫びている時にお父さんお母さんが「いやいや大丈夫ですよ」と言ってくれるとすごく助かる。

それで怒るようなお父さんお母さんだと正直めんどくさいというかモンスターペアレントの気質があるかなと極論に近いかもしれないが、そう思う。噛んだり叩いたりする子はチェックして特に目を光らせて見ている。

言うことを聞かない子ども

保育士の話が全然伝わらない子がいる。

保育士が「外に遊びに行くから友達と手をつないでね」と言っても手を後ろに組んで全然繋ごうともしない。

なんとか気持ちを持ち上げて機嫌を損ねないように何度か工夫して声かけをしてみるのだが、それでも「行かない」と言う。

そう言う時は「じゃあおいていくね」と言い、みんなで先に行き、後でその子を迎えに行って叱ったりよくよく話して聞かせる。その日も叱りに戻ってみたら「おしっこでちゃった」と言われた。

「は?」という感じだ。もう笑えない状況だ。めんどくささしかない。

仕事として安月給だけどお金が発生していると思わなければやっていけない。保育士の言うことを聞かない子は本当に困る。子どもらしくていいとも思うが、ちゃんとやることはやってほしい。

保育室でも走っている子がいて、怪我をするとよくないので保育士は「走らないでね。走らないよ。歩くんだよ。」と毎日毎日同じことを何回も言う。それでも走る子は走る。

それで転んでどこかにぶつけて痛いと泣く。だから言っているのに話を聞かないからと思う。それで保護者の人が迎えに来た時に事情を説明してすみませんと保育士が謝罪をする。この仕事ってなんなんだろうってつくづく思うのである。

管理人からのコメント

この男性保育士は、家庭でも躾をしてほしいと嘆いているが、保育園に預けられる子供は1日の中で家庭にいる時間よりも保育園にいる時間の方が長いのだから、躾をすべきなのは保育士なのではないだろうか。

保育園に子どもを預けているということは、両親は共働きでお母さんは仕事・家事・育児で毎日多忙のはず。その辺をくみ取って保育士としてもっと頑張ってほしい。

幼児が他人の言うことを素直に従えないのは当然で、年齢とともに成長していく姿を目の当たりにできる素晴らしい職業だと思う。

確かに安月給で給料の面では恵まれていないと思うが、子どもや保護者に対して不満を持つのは筋違いではないだろうか。

中には理不尽な受け答えをする保護者もいるだろう。でも大半の保護者は保育園で食事やトイレのトレーニングをしてくれて感謝していると思う。

幼児はわがままだけど可愛いと思えないようであれば、保育士を辞めて違う職種に就いた方が良い。

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