生命保険会社の勉強会は怖い

生保レディー

友人に誘われたのが悪夢の始まり

私は現在51歳になる女性。
今でこそ工場勤務でのほほんと仕事をしているが、仕事上での黒歴史も一つくらい持っている。

その最たるものが生命保険会社が行う勉強会

これは生保レディーになるために生命保険について基礎から学ぶのだ。もちろん美味しいオマケが付いている。私の時は行くだけで2,000円の日当がもらえたしお弁当も付いていた。

午前中9時から12時まで座って勉強するだけでお金が貰えてしまうのだ。これをエサに生保レディーはこの勉強会へ素人を誘うのである。もちろん誘われた素人だってバカじゃないから、このままで済むとは思っていない。

勉強会が終わって試験に受かったりしたらそのまんま生保レディーにされてしまうのは火を見るより明らか。なので試験にわざと合格しない人もいたくらいだ。

私の場合はお金も欲しかったが、友人が生保レディーになりたいから付き合ってと言ってきたのが大きい。当然彼女は生保レディーになれば良いし私はオマケのつもりだったのだ。担当の生保レディーもその人もまぁ、ついでで良いわよって感じだった。

恐ろしき生保レディーの強引さ

ところが…である。
友人は途中で健康問題でリタイア。

オイオイ話が違うぜっ。

当然のことながら勉強会を紹介した生保レディーの目先はこちらに向けられた。

私もヘンに真面目だったから勉強会だけ行って試験は行かないでおこう、と思ったのが甘かった。

試験当日、計画通り私は試験会場へ行かないことにし布団にくるまっていた。
そしたら、である。

なんと私の寝ている部屋を何かでコツコツと叩くものがあるではないか。恐る恐る確認すると、かの生保レディーが我が家の庭に入り込みうちの物干し竿で窓をコツコツやっているのである。

ひゃあ〜近所の目がっ!

とりあえず外に出た。
「○さんやめてくださいよ」
生保レディーの○さん「寝てるかと思って〜(^_^)。試験の日忘れたの?まだ間に合う。これから行こう。」
「着替えてないしお財布も筆記用具も無いですよ」
○さん「私が持ってるから大丈夫!」

大丈夫じゃないし!

再び家に入ることを阻止され拉致られるの図。
私ジャージの上下。
ヒドイ(;∀;)

何故か試験に受かってしまう

そんな状態で試験会場へ。
そこで○さんに借りた筆記用具で試験。
わざと間違えれば良かったって?
ハイ、その通りですね。
でもね〜、あんな○さんの仕打ちをされたら怖くて出来なかった。
落ちたら再試験ってニッコリ宣告されてたし。
それに私ってへんなとこプライドが高いから真面目にやっちゃったんだよね。
ジャージ姿で面接まであったんだから笑える(泣)。
面接官には指摘されましたよ。
その格好はどうゆう事だ?ってね。
面接には○さんも同席してたけど澄ました顔。
常識人の私はだまってた。
ええ、だまっていてあげたんですよ!
そんなこんなでやる気ゼロの生保レディーが誕生!
パンパカパーン(;∀;)
その頃私は夜だけ近所の割烹で働いていたからいきなりの二重生活が始まってしまった。

生活レディーは一応社員だし給料は保証されてたけど、ああいう仕事は私には向いていない。
とにかく辞めたくてたまらなかった。
なんとか辞める方法を模索する生活が始まった。

地獄は続くよどこまでも

会社なんて簡単に辞められると思っていたのがそもそも間違い。
いくら口で辞めたいんですと言ってもとりあってもらえない。
恐ろしいところだ。
あ、ちなみに○さんはその支社では一位二位を争うの営業成績の人だった。
そりゃ押しも強いよね(;^_^A
生保レディーが人を勧誘して生保レディーにすると成績になるのは薄々わかっていたけど。
ライバル心剥き出しで営業してた○さんを思い出す。

私の事は生保レディーにしちゃえば成績関係無いから、ほったらかしだった。
とりあえず課長やらに話を持ってって辞めたいと言っても説得されてしまう。
気の弱い私はそれでやはり毎日行ってしまうのだった。

でもやった事と言えば割り当てられた区域のチラシ配りとピンポン押すくらいか?
ピンポン越しに断られるのが大半。
具合悪い人を起こしてしまったり、そんな時申し訳ないと思う。
夜の仕事に響くのであとは車の中で寝てた。

ホント、やる気ゼロだし成績ゼロなのに首にしないって考えようによっちゃ良い会社なのかな?
すっごく嫌だったけどそこは得したかもしれない。

ついに地獄から脱出できた日

そんな生活を一年ほど続けていてストレスがハンパなくなってしまった。

こうなったら何が何でも辞めてやる!

決心した私がとったのは「出社拒否」だ。
行くからやる気があると見なされるのだとニブい私もようやく気づいたからだ。
しばらく行かない事にし退職届を書留にして送った
そうこうして二週間は行かなかったと思う。

とにかく会社に来るように言われ出向くと課長は私の書いた退職届を持って待っていた。

「こんなもん書いてもしょうがないんだぞ」
と言われたけど明らかに今までとは違ったと思う。

やはり証拠、証明を取った事が大きいのかな?
それでどうにか辞めることが出来た。
本当にホッとした。

同じように入社した人も「何か大切なものを無くす気がする」と言って、ちょっと前に辞めていた。
もっとも彼女を生保レディーに勧誘した人はそんなに強引ではなかったのだそう。辞める時も面倒を見てくれたらしい。つくづく当たる生保レディーで全然違うと思う。

営業に向いてる方ならこんな話に乗っても良いと思うけど、そうでないなら勉強するだけでお金が貰えるなんて話にうっかり乗らないほうが良い。

それにしても、○さんが庭に侵入した件は「警察呼べば良かったのに」と言う人もいた。
しかし少しでも知った人を警察に引き渡すのは勇気が要るf^_^;
ご近所の噂になるのも困る。

そんな人は稀なんだろうけど、そういう人もいる世界なんだとつくづく感じてしまった。

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