21歳の大学生が某有名カフェで2年間働いて学んだこと

簡単な自己紹介と働き始めたことの話

私は21歳の男子学生。このバイトを始めてから2年と少しが経った。

喫茶店 男子大学生 アルバイト

始めたときは高校生(進学先が決まってすぐ)のことだった。私が某有名カフェで働こうと思ったのは高校生を受け入れてくれるバイト先がそれぐらいしかなかったからだ。

働くまでは某有名カフェのことを全く知らず普通に無名のカフェだと思っていたのだが、実際にはすごく有名な企業が出したチェーン店。そのため、思っていた以上に仕事内容はハードだった。

私がやっていた仕事はカフェスタッフの中でもキッチンのスタッフ。

有名喫茶店だけあってメニューが多かったので扱える食材の数がレストラン並みに多かった。

オムライスから、カレー、パスタなど基本的な料理に関する知識がついたことはもちろん、野菜の切り方、パンの切り方、食材のチェック方法など通常では20歳にもなって教えてもらえないような超初歩的な知識も教えてもらうことができた。

そのお陰で18歳まで全く包丁を握ることなく育ってきた私でも無事に料理ができるようになったし、社員さんによる熱意ある教育のおかげでこの2年間で盛り付け方などの応用もできるようになったので本当に感謝でしかない。

お客さんはさまざまな年齢層

私の働いている喫茶店に訪れる客層はそこそこばらつきがある。単価が高いのであまりにも若い客(中学生以下)はほとんど見かけない。

あまりにもご高齢な方はあまり来ないが、60歳ぐらいの貴婦人やおじちゃんなどがよく来る印象がある。また外国人の観光客の来店も意外と多い。外国人が来られると英語を話せるスタッフが在中していないため意外と困るものである。

英語を話せない人が多くいるため、メニューは英語のもの、中国語のもの、韓国語のものなど様々な言語で用意されているのでわかりやすい。

また、時間帯によっても来る客は異なる。

朝早い時間帯であればコーヒーを飲みに来るビジネスマンや毎日来られる常連のおばちゃん、あとはちょっと背伸びしてきたであろう若い学生などがよく訪れる。

お昼の時間帯であればそれなりにフードメニューがあることからごはんを食べにくるお客さんが多い。フードメニューの単価が高いこともあり、多いのは少し裕福そうな家族やお年寄り数人である。

チェーンの飲食店なので食事を作るのはプロの料理人ではなく我々バイトだが、フードメニューの単価が高い分、食材、ソース類が高級でおいしいものを使用しているため、意外とおいしい料理になるのだから驚きである。

クレームを言う客、お礼をくれる客

一口にお客といえど対応は様々だ。

クレームを言う客もいれば、お礼としてチップを渡す客も存在する。(もちろんチップは受け取れないが)

飲食店で働く側の立場として驚いたのはクレームのバリエーションである。

クレームとして定番なのは虫や髪の毛などが混入している、中身が生焼けであるなど商品にそもそも不備があった場合。

ちなみにこのような商品の不備があった場合は新しい商品を提供した上で料金はいただかないことがほとんどだから、とりあえず店員にそのようなことを伝えてみるのが良い。

もちろん違う飲食店もあるだろうが丁寧な対応をしてくれるはずである。

一風変わったクレームとしては、形が悪いから作り直せというものや、前食べた時と味や形が少し変わっているというもの。

さらには急いで作ってくれと頼んでおいて時間が無くなったからキャンセルするというもの、あとは常連さんでカスタムオーダー的なことをするのだが、それが伝達されずにクレームを受けることもある。

形が悪いというクレームに関しては状態によってはお取替えなどの対応、味や形が違うという場合にはマニュアル通りに制作した場合には特に対応しないといった応対になる。

ちなみに一度注文して作ったけど時間が無くなった場合にはキャンセルする仕組みとなっているので、もし自分がそのような立場になった場合にはキャンセルすると良い。

ただし、キッチン側に迷惑が掛かっているという気持ちを忘れずに。

飲食店の仕事で学べることなど何もないと思っていたが、裏側から物事を見るというのは面白いものである。

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