年季の入った大量過ぎる小銭貯金はご勘弁!

あまりにたくさんの小銭貯金は困りもの

50代の主婦です。
かつて銀行の支店でパートタイマーとして働いていた時の話。

節約目的などで、コツコツと一円や五円などの小銭を貯めこんで、結構な量になったから銀行で数えてもらおう、と持ち込む客が結構いた。

小銭を無駄にせず、きちんと貯金しようと考えるのは素晴らしいことだと思う。

金銭感覚が堅実な人なのだろうし、ちりも積もれば山となる。

いざ経済的に困ったことになった時、小銭貯金のおかげで助かった、ということもあるだろう。

良いことだとは思うのだが、場合によっては銀行側としてはかなりな迷惑をこうむることがあった。

「よーし、今日からきっちり貯金するぞ!財布の中の硬貨はこの2リットルのペットボトルの空き容器に貯めよう。これがみっちり満杯になるまで続けるんだ!」

とか、

お願いやめて。

いくら貯まったんだろう?百円玉や五百円玉も混ざってるから、うまくすると何万円かになってるぞ~、

なんてワクワクしながら窓口に大量に持ち込んでくるの、本当にやめて。

市販の貯金箱程度の量までにしておいて。

そして自分で金額がいくらになったのか、ちゃんと数えてから入金しに来て。

こういう小銭貯金を口座に入金しようと持ち込む客が、繁忙日にやってくると本当に困ることになる。

一体なぜそんなに困るのか?

それは。

何年もかけた貯金の中には、謎の異物が混ざりこむ!

確かに、銀行には大量の硬貨を高速で計数する機械がおいてある。

小売店が売上金の小銭を入金するのと同じじゃないか、何がいけない!と思った人、ちょっと想像力を働かせてみてほしい。

硬貨計数機は精密機械。

異物排除機能がついているとは言え、無茶したら詰まってしまう。

そして一般的な支店には、硬貨計数機は一台しか置いてない。

それが詰まったり、動かなくなったりしたら他の客の処理ができなくなってしまうのだ。

ここで、小売店が持ち込む売上金と、小銭貯金の何がちがうのかを考えてみよう。

毎日の売上金は、汚れたり曲がったりしている硬貨が混ざってるだろうが、お金以外のものが紛れ込んではいない。

しかし、何年もかけてペットボトルや箱やらに貯めこまれた硬貨たちの中には…。

大抵、ホコリの塊やら髪の毛やら紙くず糸くず、虫の死骸なんかが混ざっているのだ。

たちまちつまる硬貨計数機。

対応に追われる担当者。

それら以外にも、計数機担当から戻ってくるヘアピン、ピアス、押しピン、ボタン、クリップ、パチスロのコイン・・・。

そして、そんな年代物の汚い小銭を持ち込んだ客に限って、「こんなにたくさんあったのに、たったこれだけの金額なの!?おかしくない??」と文句つけてくる。

だから・・・あなたの小銭の中には小銭じゃないものがたくさん混ざってたんですってば。

粉末洗剤の箱にみっちりつまった硬貨たち

だがしかし、さらに上をいく話を元郵便局員だった友人に聞いた。

まだ民営化される前の話だが、地域の特定郵便局で働いていた友人の窓口に小銭貯金が持ち込まれた。

あきらかに生活が苦しい様子の、赤ちゃんを連れた若いお母さん。

粉末洗剤の箱にぎっちり小銭を詰めて両替してほしいと頼まれたそうだ。

口座入金ならばともかく、両替はできませんと断ったというのだが、その母親が「すみません、このお金が使えないと子どものミルク代が無いんです・・・」としくしく泣いたのだそうだ。

あまりにも気の毒で、他に客もいなかったこともあり、仕方なくその小銭を両替することになったそうなのだが、なんと、粉末洗剤の箱の中に、まだ洗剤が残っていたのだそうで。

つめこまれた硬貨には、湿気を帯びてべっとりと溶けた洗剤がこびりついていたという。

ぎゃぁぁ!!と叫びつつも、友人は裏に回って硬貨を何度も水洗いし、干して乾かしてから計数したのだという。

「何時間もかかったけど、ママさんずーっと椅子に座って待ってた・・・」そうで。

せめて泣く前に家で洗剤洗い落として干してから来てほしかった、と言っていた。

というか、洗剤の箱に詰めるんなら箱の中を綺麗にふき取ってから詰めるべきだと。

聞きながら、郵便局優しすぎる~と思ったのは私だけではないと思う。

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