私は45歳の男性で会社員をしています。
両親はおらず一人暮らしをしてるんですが、今まで料理ってあまり凝って作ったことはなかったんです。
チャーハン・お鍋・カレーのような簡単なものなら作ります。
丼物や煮物を作る場合、すき焼きの出汁の素やめんつゆを使用して手抜きで作ってしまうんです。
こういう手抜きの自炊をするか、ご飯だけ炊いてスーパーで惣菜を買ってくるか、こんな感じの食事をしてました。
こんなズボラで料理をあまりしない私でしたが、最近あるテレビ番組のおかげで料理をしたいって欲求が芽生えてきたんです。
その番組はお笑い芸人がご家庭に訪問し、冷蔵庫の余り物を使って意外なものを作るっていう掛け算レシピを紹介してくれてました。
本格的な料理人なら私もとっつきにくかったんでしょうけど、私のような中年男性のお笑い芸人が料理をしてるんですよね。
これなら私も出来そうだって思い、もう少し手の込んだ料理を作ってみようって気になりました。
そう思うって料理のレシピサイトとか見てると、圧力鍋を使った料理が結構でてくるんです。
圧力鍋って使ったことはなったですし、私の家どころか実家にもありませんでした。
調べてみると、煮込み時間の短縮だけでなく、硬いお肉もとろけるような柔らかさに仕上がるって書いてます。
しかも圧力鍋のクチコミをみると、どのコメントも褒め言葉ばかりです。
批判的な意見があったとしても、「一人暮らしだと小さめのサイズで良かった」とか、「4人家族だと小さすぎたので1サイズ上のものを買いなおした」とかぐらいなんです。
この先料理をしていくなら圧力鍋はないと話にならないなって思い、購入を決意しました。
購入する上で悩んだのはサイズ、値段、材質と構造です。
私は一人暮らしですし、必要以上に大きなサイズを購入しても無駄遣いだなって思います。
あと、サイズは無駄に大きいと加熱するにも時間がかかったりするんじゃないかと不安もありました。
サイズは小さいものなら2.5Lからありました。
ただそれなりのサイズは必要だと思いましたし、3.5Lにするか5.5Lにするかで悩みました。
一人暮らしだと3.5Lで十分って感じっぽいんですが、私は結構な大食漢なんです。
たまに飲食店で「コレを食べきったら無料」っていうのありますが、少ないもの(某有名チェーン店の1300gカレー等)なら成功出来るぐらいの量を食べるんです。
ですので、ワンサイズ上の5.5Lを選びました。
4.5Lや5Lサイズもあったんですが、このサイズを選ぶ決め手になったのは値段です。
どんな商品でもそうですが売れ筋のものって安く買えたりするんですよね。
そういう意味で3.5Lは一人暮らしや圧力鍋初心者に人気、5.5Lは3.4人家族の世帯に人気で、他のサイズより割安感があったんです。
次に材質と構造です。
圧力鍋ってどれも同じだろって思ってたんですが、調べてみるとアルミ・ステンレス・多層構造と三種類ありました。
どれもメリットデメリットがあるんですが、選んだのは三層の多層構造でした。
アルミは加熱速度は速く軽くて扱いやすいというのがメリットですが、圧力値は低く余熱調理は苦手とありました。
ステンレスはこの逆で、加熱に時間がかかり重たいものの、高圧力で調理でき保温性も高いので余熱調理にも向いてるんです。
私の選んだ多層構造は、良いとこどりです。ただ、値段がアルミやステンレス製のものより高くなるってことぐらいでした。
比較した商品はワンダーシェフの魔法のクイック料理 両手圧力鍋 5.5Lです。こちらは両手鍋のステンレス製の圧力鍋です。
クチコミをみたらこっちも評判はいいんですよね。
ステンレス製なので140kPaという超高圧で調理出来るのが魅力です。
ただ、気になったのは値段です。
購入したパール金属の方は4,500円ちょい、ワンダーシェフの方は9,000円、つまり倍するんです。
圧力鍋を使い慣れててステンレス製の方がいいって購入するならワンダーシェフの方もアリとは思うんですが、私はまだ使ったことのない初心者です。
値段的にも安く、多層構造で使いやすいパール金属の方を購入しました。
価格は4,500円ちょいで、ネット通販で購入しました。
近所のホームセンターの調理器具売り場だと、販売数は少なく売ってませんでした。しかもネット通販より値段は高いんです。
今日明日中に欲しいわけでもないですし、値段を安く欲しい物を買えるamazonで購入しました。
使い方
使い方は普通のお鍋とちょっと違います。
まず、お鍋の中は一杯にしてはいけないんです。
お鍋の中に印をつけてくれてますが、マメ類は1/3、煮込み料理(カレー等)で2/3までなんですよね。
ですので私の購入したお鍋は5.5Lですが、実質3Lちょいぐらいまでしか入れられないんです。
内容量に注意してから、煮込みます。
加圧は二種類あり、100kPaと60kPa選べます。
硬い食材の場合は100、柔らかい食材(大根とか)は60って感じで使い分けてます。
後は火にかけて加熱していくだけです。
加熱していくと、そのうちお鍋の蓋から蒸気がプシューっと出てくるので、これを確認してから火加減を調整します。
蒸気が出るまで強火、出たら弱火って感じの調整をします。ここからは加熱ではなく加圧になります。
後はレシピ本に書いてる通りの加圧時間を参考にして仕上げます(圧力鍋によって違いがあるので、レシピ本は参考程度に)。
加圧が終わったらすぐお鍋の蓋を開けるのではなく、余熱のまま放置し出来上がりとなります。
良かった点は煮込み料理の具材がものすごく柔らかくなる点です。
今まで作ったことがない料理と比較してもわかりにくいので、よく作ってたカレーで比較してみました。
カレーの具材はジャガイモ・ニンジン・たまねぎ・肉(大体豚か鳥)を入れるんですが、ニンジンは口にするととろけるぐらいの柔らかさになります。
加圧時間は20分程度なのに、ここまで柔らかくなるのかと衝撃を受けました。
タマネギはスープに溶け込んでしまってなくなってます。
ジャガイモは小さく切ったのはスープに溶け込み消失、大きく切ったものは少し残るぐらいでした。
二回目以降は先にニンジンだけ10分加圧後にタマネギやじゃがいもを入れて10分加圧って工夫するようになったほどです。
今までは柔らかくなりにくいので避けてた具材(カボチャ等)も入れるようになりましたし、スープに食材が溶け込んでるので旨味も増して以前よりはるかに美味しいカレーを作れるようになりました。
いまいちな点
いまいちなのは後片付けの面倒さです。
高圧加熱をしてるからか、出汁やスープ、ルーの水面付近に強めのシミが出来るんです。
このシミを落とすのは一苦労です。
特に豚の角煮を作った時に出来たシミを落とすのはホント苦労しました。
さらに圧力鍋自体の重さも掃除のしにくさにつながってます。
私は男性なので女性より力はあると思いますが、それでもきついです。
軽く掃除するぐらいならいいんですけど、シツコイ汚れを落とすってなると結構体力勝負になるんですよね。
また、圧力鍋の蓋の掃除も大変です。
普通のお鍋の蓋の掃除ならサっと終わりますが、圧力鍋の蓋だとそうは行きません。
ゴムのパッキン部分や圧力切り替え部分に汚れが溜まらないよう、念入りに洗わなくてはいけません。
正直、普通のお鍋の3倍以上の手間を感じてます。
まとめ
圧力鍋があれば時間のかかる煮込み料理もすぐ作れてしまうので、とても便利だなって思います。
料理に時間を割けない独身の方や共働きの方にお勧めかなって思います。
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