新生活に備えて
46歳女性で、お仕事応募中の現在専業主婦です。
子どもが進学するので、少しは仕事をしたいと思いました。
ただ、私はちょっと体が悪いので、できるだけ在宅がいいんです。
友人が「ネットで単発のお仕事を探してみたら?」とアドバイスくれたので、少しずつ取り組んでいるところです。
しかし! 子どもは成長したとはいえまだ子ども。何かあると「ママぁ~」と話しかけてきます。
子供だけじゃない。家に夫がいれば、夫も話しかけてくる。たいてい「バスタオルどこ?」とか「ジュースの買い置きない?」とか、つまらない用事だというのに。
私から「仕事をしたい」というのは伝えてありますが、家族にとって「お母さん」はいつでもなんでも思った時に使える便利な存在というのは変わりません。
正直、家族がいる間、家で仕事するのは無理!という結論に達しました。
最近では「ノマドワーカー」なんて言葉もあったはず。
スタバとかでもノートパソコンで仕事しているビジネスマンとか見かけますものね。
よし、私もこれで行こう!
軽いノートパソコンが欲しい
ノマドワーカーを気取ろうにも、私は外に持ち運べるようなノートパソコンを持っていませんでした。
いや、ノートパソコン自体は持っているんですけれど。
ノートパソコンであるからには持ち運びは出来ると言えば出来るけど。
とにかく「重い」「大きい」。
これを購入した時は、自宅で使うことしか考えていなかったので、自宅の中を持ち運びさえできればそれでよかったんです。
ところで、私はこれまでタブレットを持っていませんでした。
夫は理系の研究職なので複数台のノートパソコンに加え2種類のタブレット持ち。
夫をはじめ、タブレットが珍しくもなんともない昨今、自分はちょっと時代遅れなのではないかと焦っていました。
だから、「ノマドワーカーになるには、タブレットとキーボードを持ち歩けばいいんじゃないか。軽そうだし」と思いついたのです。
というわけで、家電量販店でいくつかタブレットを持ってみたのですが……意外と重い。期待していたほど軽くありません。
ちょっとがっかりしながら、ふと同じフロアにあったノートパソコンを持ち上げてみたら…「軽っ!」。
もっと重いものを持ち上げるつもりで持ち上げたので、「スカっ」と肩透かしを食らったような感触でした。
イマドキのノートパソコンは軽いんだ!
そこで購入の方針は大きく転換。
とにかく軽いノートパソコンを購入しようということになりまいた。
プロの店員さんのアドバイス
いよいよ購入するつもりで、地元で最大の家電量販店に出向きました。
売り場にある展示品をかたっぱしから持ち上げて回りはじめた私。
持ち上げたものの、上手く元の位置に戻せなくてまごついていたところ、店員さんから声を掛けられました。
やはりパソコン売り場の店員さんだけあって「コンピューターオタクがそのまま趣味を仕事にしています」という感じの若いお兄さん。
私が「軽さを最優先に選びたい」と告げると、すぐさまフロアに点在する3つの商品をピックアップしてくれました。
最近は中国などの外国メーカーのパソコンも数多く出回っていますが、「軽さ」を追求するなら日本の3メーカーに絞られるんだそうです。
- NECのLaVieシリーズ
- 富士通のLifebookシリーズ
- PanasonicのLet’s noteシリーズ
それぞれのシリーズで最軽量とされているものは、重さにほとんど差はなく、私にとっても十分納得のいく軽さです。
さらに私は店員さんに2つ条件を出してみました。「頑丈さ」と「キーボードの使い勝手」です。
私もおっちょこちょいですが、子供も物の扱いが乱暴です。私や家族が落っことしても大丈夫な頑丈さが欲しいと思いました。
それから、今後やってみたい仕事では文章入力が多いので、キーボードの使い勝手が重要です。
どう表現したらよかったのかわからず、とりあえず「キーの間に程よく距離があって、沈み込みがある程度あるもの」と言ってみました。
店員さん、特にキーボードのところで、「ほう。そこにこだわりますか」(ニヤリ)という反応。目の奥が光ったような気がします。
そして、頑丈で使い勝手がよいならPanasonic最強だとおすすめでした。次いで富士通、それからNECだそうです。
ただし、Panasonicはとにかく値段が高い。NECはお値段リーズナブルで頑張っているんだけど、頑丈さとキーが浅いのが私のニーズから少しずれる。
価格と私のニーズをバランスよく満たしているのは富士通だろう、ということになりました。
ただ、それでも店員さんはPanasonic推し。別にPanasonicのメーカーの人という訳でもなく、パソコンオタクだから推しているという感じ。
店員さん曰く
「これ、ビジネスで使う人の定番なんですよ。これを持っているとパソコンに詳しい人に一目置かれるんです。あ、コイツできるな、パソコンのこと分かってるなって」。
そりゃそうかもしれませんが、フツーの専業主婦の私にそこまでのハイスペックは必要ないのは一目瞭然だと思うのですが…。
瞳を輝かせて語る様子に、Panasonicの製品にはパソコンオタクの何かを刺激するものがあるのだな、と思いながらいったん帰宅しました。
夫からのアドバイス
帰宅して、貰って来たカタログを広げて検討していたところに、横から口を出してくる夫。
別に私が尋ねたわけではありませんが、理系人間にはパソコンについて言いたいことはいっぱいある模様。
私は富士通ので大体心が決まっていたのですが、夫が指摘するのはメモリの大きさ。
「4GBじゃウィンドウズ10が重くて動かないよ」と繰り返し言うのです。
私が「そりゃ理系の研究職のあなたはそういう使い方するからそうかもしれないけど。私、たいした操作しないよ?」と答えても、納得しない夫。
私が今自宅で使っているノートパソコンは富士通なのですが、別に問題なく使っています(外に持ち出しにくい以外は不満無し)。
それじゃ、今の私のパソコンではどうなのか。念のためチェックしてみると……「8GB」でした!
うーん。今よりメモリが少ないと、さすがにパソコンのスペックに無頓着の私でもイライラしそう。
しかし富士通もNECも最軽量を売り文句にしている機種は4GB。じゃあ、Panasonic? お高いけど?
これから私も仕事をするとはいえ、今回購入するのは夫のお金からです。
けれど、私が富士通で良かったのに、メモリがどうこう言いだして方向転換するよう仕向けたのは夫です。
それに、私は子供の卒業式用のスーツをデパートのテナントではなく催事場のバーゲンで購入し、数万円くらい浮かせているのです。
これらの事情をひっくるめて、お高いけれど今回はPanasonicを買おうと決まりました。
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購入してみて分かった実母の「ナショナル信仰」
夫が予算の枠を大きく広げてくれたので、単なるノートパソコンではなく、タブレットにもなるタイプを購入できることになりました。
下見をした家電量販店で購入し、手に提げてバスに乗って持ち帰りましたが、前回ノートパソコンを購入した時と比べてこの段階から軽くて楽々。
ノートパソコンとしても十分軽いうえに、タブレット部分だけを切り離して使うともっと軽い。
悪いけど、夫の手持ちのタブレットなんて重すぎて比較にならないと思うほど。
夫が某有名ブランドのタブレット2台持ちなのを少しねたんでいたのですが、今や「あんな重いのを未だに使っているなんて」とちょっと優越感。
一気に形勢逆転です。
ビジネスマン仕様ですから、文書入力のキー操作も快適です。
小さすぎて指が疲れることもないし、キーを押した手ごたえも心地よくスイスイ入力できてしまいます。
さっそくノマドワーカー気取りでお外に持ち出してみましたが、持ち運びが全く苦になりません。
皆さんにも学生時代に英語や国語の辞書を持ち歩いていた経験があると思いますが、あれよりずっと楽ちんです。
ちょっと分厚めの本が1冊入った程度の重さですから。
店員さんが「とにかく頑丈です」と太鼓判を押してくれているので、安心感もあります。
そうそう、他のメーカの機種より、見た目は厚ぼったいです。
だから店員さんに説明されるまでそんなに軽いと思っていませんでした。
けれど、この厚さが「軽さと頑丈さ」の秘密。外側を大きく作ってあるけれど中は空洞で衝撃を和らげるんだそうです。
さすがにわざと落として確かめる勇気はありませんが、そう説明されると納得して安心できます。
今の若い人にはピンとこないかもしれませんが、Panasonicは昔「ナショナル」と呼ばれていました(特に家電製品)。
私の実母はとにかく「家電はナショナルやないとアカン」という人でした。日本の家電を代表するメーカーであり、母親世代には絶大な信頼を得ていたのです。
今回、Panasonicの「軽くて丈夫で快適で」という3拍子揃った製品を手にして、実母の「ナショナル信仰」が分かったような気がします。
まだ日本メーカーもかつての輝きを失っていませんね。その底力を見せつけられた感じ。あのパソコンオタク店員さんがイチオシするだけのことはありました。
ノートパソコンの購入を検討している人、特に私同様外に持ち歩く使い途で検討している人に、この製品はすっごくおすすめです!
もっとも、その分お高いですけどね。
せっせと働いて稼いで元を取らないと!
まあ、モチベーションアップにもつながるし、これもPanasonic効果かな?
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