新生活の準備の季節ですね。
三十路越えの一人暮らし歴12年の私が、今日は手に入れて損はなかった家電の話をします。
電子レンジや洗濯機、冷蔵庫など絶対必要な物を買って……あとは何が要るんだろう?という人にお勧めなのは電気ケトルです。
え、それっている?って思いましたか。
うちにやかんあるけど……って思いましたか。
甘い、甘いです。
一人暮らしを舐めてはいけません。
家族がいればやかんは活躍するでしょう。
たくさんのお湯が必要だからです。
けれど、一人暮らしで必要なのはコップ一杯のお湯なんです。
私はインスタントコーヒーを淹れるための200mlのお湯が欲しいんです。
たった200mlのためにキッチンへ行って、やかんに水を入れて、沸くまで待ってって……絶対しませんよ、あなた。
水道水をコップに汲んでそのまま飲んじゃうようになります。
それでもいいけれど、やはりあたたかいお湯は格別です。
あたかかいお湯は、あたたかいコーヒーにあたたかいお茶、あたたかいインスタントスープ、さらにはあたたかいカップラーメンも作れてしまう万能の水なんです。
それになんといっても机の上で沸かせること。
これって結構重要なんですよね。
キッチンで独り、ただお湯を沸くのを待つ。
なんだか寂しい光景じゃないですか。
机で読書をしながらとか、こたつにもぐってみかんを剥きながらお湯を沸かせるなら、それにこしたことはないでしょう。
それじゃあ、どんなものが良いのか。
電気ケトルで検索してみました。
色々出てきて迷いますよね。
有名なのはやっぱりティファールです。
満水0.8リットルを約4分10秒で沸かしてくれるそうです。丸っこいフォルムに女性でも楽々持てる大きさ。目盛り付きの窓があって、そこから水の量も確認できます。
使いやすく、あっという間にお湯が沸く。
この便利さで電気ケトルを世の中に普及させたパイオニアです。確か職場にもありました。
だけど、ちょっと気になるのは明らかな「白物家電」感です。
いかにも生活感溢れるティファールの電気ケトルでカップラーメンにお湯を入れるって、あんまりオシャレじゃない気がしませんか?
そこで、私は「ビタントニオ ガラスケトル 1L VEK-600」を買いました。
スペックはこちら。
- サイズ:19×14×20.5cm
- 本体重量:約890g
- 素材・材質:ガラス、ステンレススチール、ポリプロピレン
- 原産国:中国
- 電源:AC100V・50/60Hz
- 消費電力:1250W
- 容量:0.3~1L用
- 機能:自動電源OFF機能、空だき防止機能
- 沸騰時間の目安:0.3Lで約2分、1.0Lで約5分半
ガラスって大丈夫なの?って思いますが、これが意外と大丈夫だったんです。
ガラス部分はドイツ・大手ガラスメーカーSCHOTT(ショット)社製。SCHOTT社製ガラスは耐熱性に優れているそうですよ。
実際、お湯を沸かしたあとすぐに水を入れたりしても何も問題はありません。
むしろガラスってメリットが多いんです。
ニオイうつりもないし、何より沸騰する過程がよく見えるところがお気に入りです。
昔、理科室でフラスコを使って水を沸騰させたりしませんでしたか?
底の方から小さな泡がぷつぷつとあらわれて、やがて大きくぽこぽこと音を立ててお湯が沸く……それだけのことなのに見ていて楽しいし、癒されますよね。
電源はアナログチックなレバー式です。
レバーを押せばカチンといってお湯が沸き始め、沸騰すればまたカチンと音を立てて電源が勝手に切れます。
これならやかんを火にかけていたけど手が離せない!と慌てなくても済みますから、例えば小さいお子さんのいるご家庭でも安心ですね。
たまに火をつけているのを忘れてフライパンを空焚きしている私には尚の事ぴったりです。
ちなみに、私がこれを気に入った点をもう少しご紹介しておきます。
- 水切れが良い。ヘタな急須のように注ぎ口から垂れたりしないので机が濡れません。
- ガラスなので机の上に置いていてもオシャレです。張り切って作った料理をSNSにあげるのに背景として映り込んでしまっても大丈夫。
- ふたが広いから、汚れても洗いやすい。またどこが汚れているのかわかりやすい。
- 使い始めからニオイはなかったです。ティファールは使い始めに変なニオイがするとか……。本当かわかりませんが。
いいところだらけのVitantonio ガラスケトルですが、一つだけネックがあります。
それはお値段です。
例えば、ティファールの電気ケトルはアマゾンや楽天で見ると3,000~4,000円程度です。
ですがVitantonio ガラスケトルは、8,000円しますね。
凄く悩みました。
数百円ならまだしも、数千円違うっていうのは大きいです。
ですが、私はオシャレを取りました。
後悔はしていません。
机の上に置いて毎日見るもの使うものだから、妥協しなくて良かったと思っています。
毎日水を沸騰させて癒され、あたたかいお湯を飲んで癒される。
これほどの贅沢を数千円で手に入れられるなら、安いものです。
ビタントニオ 電気ケトル ガラス VEK-600-W |