保育園に入れないなら幼稚園にすれば?子どもは母親と一緒の方が嬉しいよ

幼稚園の入園式

私は小学生2人幼稚園児1人の3人の子育てをしている主婦です。

現在は空いた時間だけできる仕事をしながら、少ない収入ではありますが働いています。

最近では保育所に入れないという問題が連日ニュースで報道されています。過激なブログの発言から更に取り上げられ、入れない保護者の方が集まって意見する場面を目にすることも増えました。

同じ子育てすをる立場としても、大変理解できる部分もあります。私も現在ほんの少しの時間ではありますが仕事をしていますが、やはり女性が仕事をしながら子育てするのは、とても大変な作業です

協力してもらえるのかもらえないのかというそれぞれの環境によっても、全く違う状況だと思います。

ちなみに我が家の場合はそれぞれの両親とは近くに住んでいないため、特に協力してもらえる状況ではありません。ただ、3人子どもがいますので、夫婦で協力していかないと日々大変なため、自然に協力しあいながら頑張っています

現在では保育所が大変大きく取り上げられてはいますが、私の中には保育所という選択肢は全くありませんでした。

仕事をしていないからということではなく、仕事をしたい気持ちがあったとしても私には仕事をして保育所に入れるという気持ちは全くありませんでした。

このことはもちろん私の意見だけでは決められないので、主人とは色々子育てについて話し合いながら、ほぼ同じ意見のために我が家ではその結論に至りました。

ではなぜ保育所の選択肢はなかったのか

子どもを産んだ当初は、私には保育所と幼稚園の違いがまったくわかりませんでした。今でも保育園と幼稚園の違いを理解していない人が一定数いるのではないのかと思います。

そこで幼稚園に決める前には色々と調べました。

保育所が0歳から預かってもらえることさえ知識はありませんでした。

調べる前は、そんなに変わりはないだろうとは思っている程度でしたが、保育所は預かってもらえる場所幼稚園は教育を取り入れながらある年齢から入園となるという認識に変わりました。

そこでもなんとなく私の中では、やはり幼稚園がいいのかな?と思いました。
教育もそうですが、やはり小さいうちに保育所で預かる時間が長すぎるのではないかと漠然と思いました。

そして調べてからもそうでしたが、やはり私の中で最終的に幼稚園で!と思ったのには子供の頃の記憶が一番にあります。

私が子供の頃、保育所と幼稚園のどちらにも通っていました。当時では保育所に通っている子どもは珍しかったと思われます。

後に母に聞いたところによると、当時幼稚園は3年保育はなく2年保育のみで、私が幼稚園に入る前の1年間は保育所に入所したという事でした。

実際にどちらも通ってはいて、少しの記憶もありましたが、そんな中でも幼稚園と保育所の違いはよく分かっていませんでした。

ただ、たいした記憶もない中でも保育所が嫌だ!という記憶だけは強く残っていました。それは成長しても変わらないままで、私自身もなぜかわかりませんでした。

しかし保育所と幼稚園について調べるにつれて、同時に疑問も湧き上がってきます。
どうして1年しか通っていない保育所が嫌で、その後年数の長く通った幼稚園に対してはそこまでの記憶がないのか。不思議でしかたありませんでした。

特に保育所で厳しい先生がいて、虐待をうけたなどの記憶もありません。
ただなんとなく嫌だった記憶としては、

  • ただただ送迎で入り口から母親と離れることが嫌で仕方なかったこと。
  • 私はそのころ元々おねしょをする子どもだったので、昼寝が必ずある保育所でのお昼寝時間におねしょをしてしまうことが、子どもながらに嫌な出来事だったこと。
  • またおねしょをした際には先生に報告をしに行かなければいけませんが、報告する先生は2人いて、1人の先生は露骨に面倒そうな顔をされることが苦痛で仕方なかったこと。
  • そのあと濡れた布団では昼寝をすることはできないので、お友達の布団に入らせてもらうことも嫌だった。

総合的に昼寝の時間は私にとっては苦痛ばかりだったということになります。

あとそこの保育所での給食では毎回豆乳が出されていて、その豆乳を飲み切らないと遊びにはいかせてもらえなかったので、豆乳が飲めない子たちは集められていつまでも飲むのを強制させられていました。

そのこともあってか、保育所で色々遊んだ記憶もあるかとは思いますが、一切楽しい記憶はありません。自分でも全く笑顔のない子どもだったのがわかります。

不思議とそのあと年齢が上がって通った幼稚園の方が記憶が鮮明に残りそうでもあるはずにも関わらず、たいして記憶がありません。何となく粘土をしたり絵を描いたりしたという記憶がある程度でしょうか。

この両方の記憶を持って、自分自身が実際に子育てするようになって、そんな気持ちも考えながら保育所と幼稚園について考えることになりました。

ただ、私の記憶だけで保育所はダメだと思うのは危険ではあるし、実際によくわからなかったので調べてみてからと思いました。

しかし調べてみても、やっぱり我が家は幼稚園の方が子育て方針としてはあっているのかな?と感じました。

1人目で実際に近隣の幼稚園を調べた際は、幼稚園も抽選などがあり驚いた記憶があります。

運よく抽選の結果入園が決まり、そちらは兄弟枠というのも設けられ、兄弟は抽選無しで入れるというものでした。

実際幼稚園に入園し、子供たちにとってのカリキュラムは大変あり難いもので、園に通う子供たちは毎日楽しそうでした。

あらゆるイベントや、野菜の収穫、制作、年中飽きる事なく過ごしていたように思います。子ども達を見てきて、あらゆる経験や感動、将来の基盤はここにあると、とても大切な時間であることを知りました。

我が家の選択は間違いではなかったと子供たちを見ていても感じることが出来ました。

とそんな日々でしたが、下の子ども達が幼稚園に順に入っていく頃の、近隣の幼稚園では定員割れしている幼稚園が出てきているのを知りました。

驚きました。

そこに加え現在の保育所問題です。

みんなが保育所の選択へと流れていると感じました。そこを否定する必要はありませんが、ちょっと驚きです。

確かに働きながらでは幼稚園は難しいと思います。お迎えは実際に早いです。フルタイム勤務では不可能だと思います。

どうしても働きに出る必要のあるお母さんは仕方ありません。

しかし急激に増えた保育所希望者

本当にこの中でどうしても働かなければいけないお母さんは何人くらいいるのか?

中には子供のことを考えてかもしれませんが、贅沢に暮らしたいという思いもないのかな?

実際に子育てにはお金がかかります。

少しでもお金を残したい気持ちは私にもあります。

女性ばかりが子育てをするのはおかしい!という意見も分からないでもありません。どの意見も主張は間違ってはいないと思います。

しかし私はそんな意見も分からないでもありませんが、子どもの意見にも耳を傾けてほしいと思います。

まだ小さい子供は自分の意見を言えません。どうしてほしいかなんて聞いても分かりません。ただ産まれて間もなく、母親のそばにいたいと感じるのは赤ちゃんに共通するものだと思います。

よくわからない世の中に産まれ、不安な毎日で、お世話がないと生きてはいけない存在です。ゆっくり数年間両親に手をかけてもらって安心感が芽生えてくるのではないのかと思います。

それなのに、「保育所に入りたい!」とテレビの前で必死に訴えるお母さん方を見て、私の小さい頃の記憶の中にいる私は辛く胸が痛くなります。

保育所に入れない!」とお母さんは叫んでいるが、私の心の中では「保育所に行きたくないよ!」と泣き叫びます。

しかしそんな言葉は届くことはありません。

でも、もしそんなお母さん方のお子さんが保育所が決まり、入れたとした時、実際に通いだして毎朝嫌だと子供が泣き叫んだとしても、きっとそのうち慣れるだろうと無理やり連れて行くことでしょう。

私はそんな記憶も残っています。毎日泣いても連れて帰ってくれることはありませんでした。その内泣くことをあきらめました。3歳の私は諦めました。

ただ成長して、何気にその頃のことを母が話した時に母は言いました「あなたを本当に保育所に入れて良かった。ある頃から泣き虫が収まった」と。

私は泣くことを諦めただけなのに。母親はそれを良かったととらえる。

子どもの意見が通らないことに悲しく感じます。

我が子に幼稚園での思い出を聞くと、あれが楽しかった、これが…といまだに次々と出てきます。

幼稚園は帰宅は早いですが、それだけ子供には負担は少ないと思いいます。

思いっきり幼稚園で遊んで、帰宅して親とゆっくり過ごします。
子どもの小さな変化にも気づけます。
疲れたら帰宅してから寝たければ寝ればいいです。
親もそれなりに大変ですが、小学校に入れば一気に手が離れます。

そんな短い幼稚園の期間を両親は楽しんでもよいのではないのかと思います。

そんな幼稚園ですが、定員割れで閉園に追い込まれる幼稚園も出ています。

保育所が足りない!という訴えがありながら幼稚園は閉園しようとしています。

もう少しみなさん視野を広げてもらえたらと思います。

幼稚園も選択肢に入れてもいいのではないのかと思うんです。これは子どもの気持ちも考えてです。

確かにキャリアアップは今しかないなどの意見も分かります。母親だけが子育てをするのはおかしいのもわかります。

でも実際子供を産めるのは母親だけです。男性と同等に考えるには少し難しい部分もあると思います。

私は元々子供がそんな好きなタイプではありませんでしたが、子どもと関わる時間を重ね、仕事よりも大事なものが見えたことがたくさんあります。

子育て出来る環境の女性には是非その選択を十分に味わってほしいと思います。

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