ボール禁止の公園で何をして遊べばいいの?児童館をもっと利用したい!

公園でのボール遊びは禁止

ボール禁止の公園で何をして遊べばいいの?

公園でボール禁止という昨今の風潮もニュースで聞いたことがあるでしょう。

これ、本当なんです。

大きな公園ならOK なのですが、住宅街にあるような公園、公園のすぐ隣が民家だったりすると、ボール禁止になっています。

ならば、「なぜ作った?」と訊きたくなりますね。

調整池として作られた公園のために、住宅街にあったりするようですが、そんな理屈は子供には受け入れ難いものです。外で遊ぶように言われ、公園に行っても小さなつまらない遊具しかない、でもボール遊びも禁止、「じゃあゲームでもしようか?」という流れになりますよね。

ボール民家に当たったり、特に窓ガラスに当たっては危ないです。物損となれば子供保護者民家の方も事の処理に苦慮します。その場に子供が複数いた場合なんて、直接当てた子供だけに責任がある状況だったのか、その場にいた子供全員で連帯責任になるのか、また揉めることも有り得ます。

実際に、連帯責任で窓ガラス代を補償することになりつつも実は不満に思っている保護者がいた話や、民家の窓ガラスが割られたけれど子供たちが黙って逃げてしまった話を耳にします。

窓ガラスを割られた民家の方が市役所に「公園のフェンスを高くしてほしい」とお願いしてみたら、「その公園だけフェンスを高くするわけにいかない。市内全ての公園のフェンスを高くしないといけなくなるから無理な話だ。」と断られたそうです。(フェンスが高ければ高いほど、子供たちはさらに思い切りボールを蹴り上げる可能性もありますが。)

結局は公園に「ボール遊び禁止」の注意書きがつけられるんですよね。ちなみに、「じゃあ大きな公園でボール遊びすれば?」と思うでしょうけど、それもやっぱりガキ大将のような子のグループが幅を利かせていたりして行きづらいケースがあるのです。

知ってた?これも禁止なの?自転車、スケボー

公園でボール遊び禁止の風潮は有名ですが、公園によっては自転車やスケボーも禁止です。

新しい大きな公園ができて喜んで行ってみると、公園を囲むようにきれいな遊歩道が整備されていました。周りの木々や花壇の季節の花を楽しみながら続く長い長い遊歩道でした。

自転車に乗りながら回ったら楽しいだろうな」と、気分よく子供と自転車に乗って走っていたら、ギョッと驚くような注意書きが目に留まりました。「公園内への自転車の乗り入れ禁止」だそうです。

公園内とは遊具のあるところや芝生内のことかな?」と考えていると、たまたま通りかかった植木管理の人が別の自転車の人に注意していました。「自転車は危ないから禁止なんだよ」と聞こえてきました。ちなみにスケボーしていた子たちも同じように注意されていました。

そりゃぶつかったら危ないけれど、ぶつかるほど遊歩道上に人なんていないんですよ。見通せる限り、この数kmの遊歩道上に歩いている人なんてたった3~4人でした。

しかも数百mの間隔を開けてです。「これだけ走りたくなるような公園内の立派な遊歩道を前に、自転車もスケボーも禁止では、子供たちの精神衛生上よくないのでは?」と、大袈裟かもしれませんがとても勿体なくて残念に思いました。ほとんど人のいない遊歩道くらいは自転車もスケボーも許してあげてほしいです。

子供たちの大好きな複合遊具をもっと増やして

子供の遊びゲーム機に偏りがちというニュースを聞いたことがあるでしょう。

自分が女だということもあって、子供の頃はゲームにはまるほどではなく、現代のゲームブームには良い気はしていませんでした。

しかし、自分が子供を持ってみると致し方ないと思えてきます。

子供は歩き出した1歳~1歳半くらいまでは小さな公園の単純な滑り台ブランコで楽しんでくれます。それが2歳になる頃には単純な遊具は飽きて、もっと大きな遊具に興味を持つようになります。

大きな遊具は、遊具の至る所からいろいろな方法で登れるようになっていて、何種類かの滑り台で降りてこられるようになっている複合遊具です。

階段登り棒ネットはしごボルダリングなんかで登れます。登ってみるといろんな箇所が入り組んでいて、そこからさらにトンネル、階段、はしごでつながっています。滑り台は真っ直ぐな単純なものだったり、螺旋状のもの、二段階式でスピード性のあるもの、トンネル状のものなど様々です。

2歳頃から小学校4年生くらいまでは、この遊具が大好きです。(もちろん特に好きでないインドア派の子もいます。)

複合遊具がある公園は、平日の夕方や土日はとても賑わっています。ただ、この複合遊具のあるような遊びやすい大きな公園は、学区内にあっても1~2ヵ所、全くない学区もあります。

大人たちが「子供は外で遊ぶべき」といくら言ったところで、運動能力思考力もどんどん発達していく幼児小学生の子どもに、小さな公園の単純な遊具で楽しいわけがありません。

女子は遊具の楽しさ半分、お喋り半分な感じで過ごすこともできますが、男子は遊具の楽しさや、無理な登り方をしたり高い所から飛び降りたりとスリルも含めた面白さを求めます。小さな公園ではどうしてもつまらなく感じます。

また、自分の小学校や中学校時代の休み時間の体育館やグランドの様子を思い出すとわかってもらえると思いますが、楽しそうな場所があったとして、誰でも気兼ねなく遊べましたか?

そうではないでしょう?気の強い、威勢のいい子がその場所を我が物顔で使っていて、そうでない子は邪魔にならないように気を遣って遊んでいませんでしたか?

複合遊具のある人気の公園でも同じです。上級生が何となく威圧的だったりすると、下級生はその公園から足が遠退きます。けれど、小さな公園では面白くない、複合遊具のある大きな公園も行けない、「じゃあゲームでもしよう」って流れになります。

複合遊具をもっといろんな公園に配置してほしいです。町内に1個はほしいです。調べてみると、複合遊具は規模にもよりますが、こちらの近くにあるものと同じものを探すと350~400万円とありました。1年間に1つの町内だけでもいいから、少しずつ増やしていってほしいです。

お城のように入り組んだ遊具があるだけで、子供の好奇心思考力が刺激されます。一番よく見かけるのは隠れ鬼ごっこです。隠れんぼ鬼ごっこを合わせた遊びです。

どこに隠れるか、どの経路で逃げるか、どう出し抜いて捕まえるか、知力体力が鍛えられる遊びです。

遊具の上を走るのは危ないと思うかもしれませんが、子供たちは案外ぶつかりません。よちよち歩きの子は別ですが、まだ小さな子供たちも実は周りの様子を把握しながら歩いていて、咄嗟によける身体能力があったりします。

複合遊具は子供の遊び方が広がって、自然と体を動かす遊びになると思います。

子供たちが遊び、育ち、学べる児童館がない不公平

家の近くに児童館があるとラッキーです。せめて学区内に児童館があるとラッキーです。

児童館、行ったことありますか?

0~18歳の子が遊べる施設です。

小さな子が遊ぶようなガラガラ(音の鳴るオモチャ)から、積木やブロック、電車セット、おままごとセット、お人形のお世話セット、輪投げなどがあります。小学生が遊ぶようなオセロ、将棋、すごろくなどのボードゲーム、ピアノ、パソコンゲームもあります。

遊戯室ではボールやフラフープ、バスケットボールやバレーボール、バドミントンやトランポリン、卓球で遊べます。

外に庭のある児童館だと、ブランコや滑り台、三輪車にキックスケーター、竹馬や一輪車で楽しめます。

さらに、児童館の職員が子供たちの安全や遊び方を気にかけてくれたり、定期的にクッキングや工作、ドッヂボールやサッカー大会を企画してくれます。

本当に多種多様な遊びができて、子供の成長の大きな助けとなるような施設です。児童館が近くにあれば子供も楽しめますし、保護者としても職員がいれば子供が不審者に会うような心配もありません

ただ、児童館というのは形態がまちまちです。隣の市では土日も開館されていて、家にいても時間を持て余してしまう親子にはとても助かります。こちらの市では、土曜日は開館していますが日曜日はお休みです。時間を持て余してしまう日曜日も開館してほしいです。

さらに、児童館は市内に均一してあるわけではありません。学区内にある地域もあれば、ない地域もあります。小学生にもなれば、親がついてくるのが鬱陶しいと思う子もいるでしょう。けれど、子供たちは学区外には子供だけで行ってはいけないという学校のルールがありますから、学区内にあるかどうかは重要です。

こちらの学区内にもやっと児童館が新設されたのですが、喜んで行ってみると1階が児童館2階が学童保育所となっていました。

学童保育は、放課後に家に帰らずに宿題したり遊んだりしながら仕事を終えた保護者のお迎えを待つ施設です。同じ建物ですから、当然1階の児童館は学童保育の子供だらけです。家から遊びに来た子にとっては肩身の狭い思いです。学童保育の子にとっては児童館は自分たちの根城です。

家から遊びに来た子は「学童の子じゃないのに何でいるの?」と言われます。子供らしい些細な発言かもしれませんが、子供にとっては突き刺さるような言葉です。

この新しい児童館の職員は「学童じゃない子も遊びに来ていいんですよ。遊びに来てる子もいますよ。」とは言いますが、学童保育の子供たちが100人以上に対して、家から来た子供たちは10人とかそんなものです。

大人は「気にせず遊べばよい」と言いますが、子供のまだ幼い心にはその理屈は通じないでしょう。児童館の職員も学童保育所の元気いっぱいな子供たちのお世話に追われて、新しい来館者を気遣う余裕はなさそうです。

こちらの市では、元々は児童館は単独で開館されていました。それが徐々に学童保育所が併設されるようになりました。学区内にやっと児童館ができて喜んだら、学童保育の子供たちに占領されている状態です。気兼ねなく遊べる児童館とそうでない児童館。これにはとても不公平を感じます。

学童保育所が併設の児童館には、「学童保育の子供たちと家から来た子供たちの利用できる時間帯を区切れないか」と提案してみようと思っています。学童保育の友達と遊ぶために家から来ている子もいるそうですが、実際には学童保育の子供たちが占領している状況は近隣住民として納得できないものがあります。

専業主婦や短時間パート主婦の知られざる苦労

専業主婦は時間に余裕があって仕事のストレスもないと思われているかもしれません。

けれど、公園で思うように遊べない、児童館のような施設もない、そんな子供たちは専業主婦の家庭に遊びに来ます。これがなかなか大変です。

今は共働きで夕方に親が不在の家庭も少なくありません。親が不在の家には遊びに行ってはいけないという学校のルールがありますから、どうしても専業主婦の家庭、それか短時間パートで夕方には親が家にいる家庭、そこに子供たちが集まります。

子供たちもどこの家なら入って遊べるのか把握していて、複数人で連日押し掛けてくることもあります。相手が複数、さらに上級生だったりすると、子供自身も親としても率直に断るのが難しかったりします。

正直なところ、みんながみんな聞き分けよくマナーのいい子ではありません

無理に家に入りたがる、その家の子におやつを持ってくるようにせびる、カードやメダルなどオモチャの小物を「これちょうだい!いいよね?」と強引にポケットにしまう、複数でおじゃましているから気が大きくなるようで強引なやり取りが見られることもあります。

遊び場所を確保したいがために、何度断っても「何で?いいじゃん!」と繰り返されたり、我が子が他の子と遊ぶ約束をしないように朝の段階から「今日遊びに行くからね」と一方的に約束してきます。

子供たちが集まれば、初めはおとなしくしていても、徐々に気が緩んでいくものです。敷地内で何気なくボールをさわっていたのが道路に出てボール遊びが始まっていたり、庭の水道でちょっと手を洗ったのをきっかけに辺り一面で水遊びが始まっていたり、と近所に迷惑がかからないかヒヤヒヤしっぱなしです。

私の方も好き勝手やられないように注意して、私自身も常に気を張っています。当てにされないように断る日も作るようにしていますが、「遊びやすい児童館が近くにあればなぁ」と恵まれた地域を羨ましく思います。

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