私は20代の女性でフリーターをしています。
最近、ニュースを読んだり見たりしていて、少子高齢化がとても大きな社会問題になっているような気がします。特に、そうした問題を感じるのは、少子化(待機児童問題など)と高齢化に伴う福祉の問題などです。
少子化に関しては、個人的に女性の社会進出が進んだり晩婚化、不妊の問題などにより子供が生まれにくいこと、生まれても働くうえで預け先がなく兄弟が生まれにくくなったり、虐待問題や一億総活躍のあおりなどを受け、結果的に子育て世代に良い恩恵が生まれにくい社会になっているように思えます。
待機児童問題も、女性が社会進出をしている現代日本においてとても深刻な問題になっているように思えます。なぜならば小さな子を持つ女性も働く理由がさまざまであるが、保育所や保育士の数が足りず、働きにくい世の中で、結果としては子供をとるか働くことをとるかの二択を迫られているように思われます。
こうしたニュースを見るたびに私が感じることは、福祉の面で子供に対するほうがあまりうまく進んでいないことです。
例えば、子供手当があるのはありがたいですが、どちらかというと高校以上でお金がかかるのに、小学生以下の子供に限定されていたり、世代によっては恩恵があまりなかったり、もらっても(実際そういう家庭を知っているのですが)子供以外のために使っていたりしている現状もいかがなものかと思います。
それならば、保育所の確保やお金のかかる高校以上の教育に費用を充てられないか?と考えてしまいます。
例えば高校以上であれば、学習意欲があり上級学校進学を望むすべての生徒に奨学金を一定額を給付するなど、そうした対策が必要に感じます。
また、待機児童の問題としては保育所を作るにあたり、近隣住民の反対で作れなかったというニュースを目にするたびにとても子育てをしにくい世の中になってしまったと感じてしまいます。
現代は核家族化が進み、子育てが昔に比べ大変だといいます。その上近隣の人たちもあまり協力的でないような雰囲気が、さらに子供を産む、育てることを遅らせている原因になっているように思えます。地域ぐるみで子育て世代に優しい社会を構築していってほしいなと思います。
また、保育所が足りない問題に関しても場所の確保なども大きな問題になっているように思えます。
少子高齢化により、空き家問題も少しずつ表面化しているため、そうした施設を効率よく利用し、保育所づくりなどに役立てられないかと常に考えております。
例えば、使われていない商業施設や公共施設などを保育所など、働き世代、子育て世代が子育てのしやすい施設に利用したりすることにより、安心して安定した生活を送れるようにしたり、地域の活性化やかかわりの機会を増やす事業を行うなど、そうした点での福祉サービスを充実させられないか、それが一億総活躍という言葉の大きな意味を持つのではないか?と私は思います。
老後の問題としては、団塊世代など、定年以上の高齢世代も爆発的に増え、こうした人たちの問題も増えているように思えます。
現在ではどこに住んでいても、等しく孤独死の問題も多く聞き、核家族化が進んでお年寄り世代の人たちとの交流も少なくなっているように感じ、コミュニティや社会のかかわりが希薄になっているのだなと改めて感じざるを得ないなと思いました。
独居老人の問題も、少子化同様、地域ぐるみで見守ったりできることが理想で、行政や地域で積極的にお年寄りが子供とかかわったり、お年寄り自身が社会とかかわれる仕組みが大事だと感じます。
私の考えとしては、例えばお年寄りが利用するデイサービスと保育所を同じ敷地に作り、子供がお年寄りからいろいろな遊びや知恵を学んだりお年寄りが子供から元気をもらったり、何かを教えることでボケ防止に貢献したり。
そこには保育士と介護士の連携が必須ですが、そうしたなかで、必要に応じ雇用も生まれれば地域の活性化にもつながるのでは?とも考えています。
また、今はお年寄りに限らず買い物難民などに陥る人も少なくないと聞くので、そうした社会が少子高齢化と地方の格差が生じやすいのかなと感じます。
私個人は若者ではありますが、運転免許を持っておらず、必要最低限の生活を営むにはさほど困らない環境が確保されてはいますが、スーパーなど、場合によってはなくなってしまうと自分も生活難民になりかねない状況にあるため、ひとり暮らしの老人や自分のような交通の便に関して足の少ない人間にとっては買い物難民にならないための工夫やサービスがあることはとても重要だなと考えています。
例えば、宅食サービスなどお年寄りとかかわれる人が安否確認を少しするなどのプラスαがあったりすることで地域との密接なかかわりが持てたり、お年寄り自身にも積極的に地域に参加できるようなイベント(と言ってしまうと語弊があるかもしれませんが)を行ったりすることですこしでも少子高齢化の緩和ができないか。
福祉の面でも一定の職種のみが主な支え手になるのではなく、社会全体でボランティアや講習会などを通じて支えあうことで首相の掲げる一億総活躍社会を作り上げていってほしいなと思いました。
国民全員が活躍するということは一定の世代のみがではなく、お年寄りから子供までが等しく生きやすい社会のことなのかなと少子高齢化と言われている今の世の中では必要なのかなとニュースを見聞きして感じ、思います。
それに少子化、高齢化と話題になる背景に、制度的な問題もあるのではないかなとも感じてしまいます。
今、私がニュースを見聞きしていて感じるのは、望まない妊娠で中絶をしてしまう件数が多いこと、不妊に関して養子縁組の制度があまり浸透していないこともあまりニュースになってはいませんが、そこも少子化の一途をたどる原因になっているのかなと感じます。
自分には彼がいますが将来のことを考えるにあたっては不妊になった場合のこと、養子縁組のことを伝えたり考えを話し合うようにはしています。
望まぬ妊娠という言葉には違和感があります。授かった命には等しく生きる権利があると思います。そうした命を社会全体が育てていけないだろうか。
やむを得ず子育てができない人たちに中絶させて晩婚化や少子化を悪化させるよりも、養子縁組制度や里親制度をもっと認知させたりもっともっと身近にできるような社会であってほしいと私は思います。
それにはまだ壁が多いのは想像するに難しくないですが、社会全体でそれを考えていくことで、少子高齢化を少しづつ解消していくための一歩になれたなら素敵なのかなと思います。
とてもつたない文章で申し訳ないですが、個人的に少子高齢化のニュースも、誰かが何とかしてくれるものではなく、ひとりひとりが少しでも意識を持つことで変わっていけるのではないかと思います。それに、一人一人が協力し合うことでお互いが住みよい社会に変えていけると思います。
そのために私も含め少しづつどうしていけばよいか、SNSなど身近なものを使い発信したり、国もそうしたところから情報収集、変えていける社会であればよいと望みます。
現役世代としてどうこの先変わっていくのか楽しみにしつつ、積極的にできることをしながら生活していきたいなと思うこの頃です。