年の差カップルの悩み ※ 女性目線で書いた正直な気持ち

年の差カップル

20歳年上の彼氏ができた

これまで同年代としか付き合ったことなかったんだけど、出会いは突然に訪れた。気づけば一回り以上年の差のある、20歳年上の彼氏ができた。

初めはお互い戸惑ってたけど、少しずつ距離が縮まっていくにつれて、むしろ同年代よりも気を遣わなくていいなって思うようになった。だって、気を遣っていたら、距離が縮まらないんだもん!

ちょっと馴れ馴れしすぎるくらいのほうがいいんだなって、少しずつわかってきた。ホント、最初はずっと敬語使ってたし、名字に”さん付け”じゃないと呼べなかった。

それだけ、付き合う前から尊敬してたんだよね。同棲を始めてからは本当に、家族より仲がいいんじゃないかと思うくらい、気楽に過ごさせてもらってて、でもやっぱり外に出ると、奇異な目で見られることとかよくある。

私が彼と付き合い始めてから感じているのは、そういう、ある種マイノリティになってしまった私への世間の目についてなんだと思う。

田舎の人が言う「いいね、若い女の子」の裏の意味

過疎地域で暮らしてると特にそうなんだけど、よそ者は目立つ。それだけで目立つ。

どれくらい目立つかっていうと、歩いてるだけで、歩いてたでしょって言われるくらい目立つ。

私の場合は彼が数年前からその地域に住んでたから、コミュニティーがある程度できてて、そこに参入しただけだったから、みるみるうちに知り合いが増えた。

紹介されるたびに私は気恥ずかしいながらも嬉しかった。田舎の人たちは、「いいね、若い女の子」という感じだった。

年の差についてはけっこうオープンに受け入れてくれて、初めは素直に喜んでたんだけど、実は「いいね、若い女の子」の裏には、過疎ならではの意味合いが込められていることに気づいちゃったんだよね。

かれらにとっては若い女性は、子孫繁栄の象徴みたいになっちゃってる。

ふたりが結婚する。そしたら子どもは二人?三人?もっと?それから、その子どもたちが大人になって、結婚して、孫が一人あたり三人生まれて、みたいなことを私に直接言ってくる。

それが「いいね、若い女の子」に込められた切実な願いだった。でも、それってどうなんだろう。

過疎は田舎だけじゃなくて、そのうち日本全国どこでも、もしかしたら世界中で深刻な問題になっていくのかもしれない。それを一個人で、しかも未婚の私に人類の未来を託すみたいに言われても、それってすっごく失礼な気がするのは私だけ?

どんどんヤッて、ぽこぽこ子ども産んでね、みたいな。女は子どもを産む機械じゃないっつーの。

最初は適当に笑って済ませてたけど、そんなことを何度も言われているうちに、だんだん辛くなってきた。悪気のない言葉って、時おりとっても刺さるから…。

マイノリティに対する都会の暴力

田舎はよくも悪くも顔の見える人間関係だから、一回認知されてしまえば噂話は勝手にされるけど、それでもある程度、存在とか関係性を認めてもらえたと思っていい部分もあるんだよね。

特によそから来た人たちだから、べつに自分たちのルールに則ってなくても、そういう人たちもいるんだね~くらいに思ってくれる。

でも、都会だとなかなかそうはいかない。

街中で手を繋いで歩いてるだけでも、なんか援助交際してるみたいに見られるし、「奥様ですか?」とすぐ型にはめたがる人がいたり。

いろんな意味でマイノリティに属する人たちがいると思うんだけど、ちょっとだけ、マイノリティの人たちの気持ちが分かった気がした

都会には数の暴力みたいなところがあって、過半数を占めるものに流されやすい。

だから、それにそぐわない人々には何らかのレッテルが貼られちゃって、本人は全然気にしてなかったことを揚げ足をとられて、不愉快な思いをするときがある。

それに、ある場所ではやっと理解されたって思っても、次の場所ではまた一からやりなおしで、また次の場所でも同じで、しかもそれが毎日、延々と繰り返される。

同じ場所でも日によって行き交う人々は違うし、そういう出来事の繰り返しに疲弊しちゃう。

こんな言い方はなんだけど、20歳の年の差なんて、ほんのごくわずかなことだと思うんだよね。そんな些細なことで人を判断するのって、どうなのかなって思う。

まぁ、20歳も年が離れていれば、親と子の差ほど年が離れている訳で、奇異の目で見られるのも分からないでもないんだけどね。

友達は心配してくれるけど恋愛相手は自分で決めたい

20歳年上の彼氏ができたと言ったとき、やっぱり友達の中には、「彼氏が42歳ってマジ?」って驚く子が多かった。

私の友達はありがたいことに理解のある子が多かったけど、けっこう心配された。その人、ついてって大丈夫な人なの?的なのが多かったな。

実は離婚歴があるんじゃないかとか、子どもはいないのかとか、経済的に安定してるのかとか、仕事はホワイトなのかとか。

でもさ、付き合ってるのは私で、自分が素敵だなと思って付き合ってれば、誰もなにも文句を言えないハズなんだけどね。

きっとみんな、わたしのこと心配してくれてるんだな~と思うんだけど、でもやっぱりどっかで、余計なお世話って思ってて。

私が付き合うと決めた時に、この人になら騙されてもいいって思ったの。騙されたとしても、大事な経験をさせてくれる人だと思ったし、たぶん感謝できるって思った。

私だって思い切って決めたけど、彼だって思い切ったと思うんだよね。彼に限ってはバツも子どももなくて、そんなに経済的に裕福なわけじゃないかもしれないけど、本当によく働く、誠実な人。

たとえそうじゃなくても、私がいいなら、それでいいって話だよね。

もし彼氏が20代前半の同年代なら、今は社会に認められてなくても、未来があると思われてるんだろうけど、そんなの何歳だって同じだし。

本気の人はなにかを残すだろうし、そうじゃない人の多くは、漫然と生きていくんじゃないのかな。

私は裕福な人よりも、本気で生きてる人、豊かな人生を送っている人を好きになりたいって思う。

老後は不安だけど大きな包容力が最大の魅力

どれだけ気持ち的にお互い若かったり落ち着いてたりしても、肉体は確実に年を取っていく。

最初、自分が年を取った時のことをすごく考えてて、例えば私が50歳になった時、彼は70歳。そう思うとすごい不安だった。

彼が先に死んじゃうと思っただけで泣けてきた日もあって、それを伝えると、「勝手に殺さないで」って笑われたけど。

まあ、それは妄想が膨らみすぎただけだけど、私もそんなに体力のあるほうじゃないから、年取ってきた時に、彼の介護をしなきゃいけないんだろうかって、そんなことできるんだろうかって、考えてた。

特に車椅子乗ってる人や杖ついてる人を見た時とか、家にヘルパーさん来てる近所のおばあちゃんが、ちょっとずつ衰えていくのを見ると、すごく怖かった。

ちょうどその頃、大学時代の先輩に会って話を聞いてもらって、そしたらその人も、かなり年上の人とお付き合いしてることを教えてくれた。

先輩は、「今のうちにいっぱいわがまま言っていいんだよ~。そしたら、老後の面倒見るのは当然だなって、若い頃にいっぱい、無茶言ったもんなって思えるから、そうするといいよ」と教えてくれた。

私にはそういう発想がなかったから、先輩の言葉がすごく胸に染みた。

年の差カップルって、そうやってバランス取ってるのかなあって思う反面、女性ってしたたかだなって。

それから、彼に対してあんまり我慢しなくなったなあ。なんでも言っちゃう。

その方が、私もストレスが溜まらないから笑ってられる時間が増えたし、彼も言ってくれないとわかんないからその方が良いって言ってくれて、少しずつ二人のバランスの取り方がわかってきたなあって、先輩に感謝してる。

逆にそれって、同年代の彼氏だと、お互い若くて抱えきれなかったりすることもあるから、そのへんドッシリ構えててくれる年上彼氏はありがたいよ

体調が悪い時に的確に看病してくれるし、生理中もすごく労ってくれる。

私、生理前のイライラとか半端ないんだけど、そういうのも、「そういう時期なんだからしょうがないじゃん」て軽く受け流してくれて、それですごい助かってる。

ただの八つ当たりでも怒らないし、この人、人間できてるなーって感心するんだ。女性の扱いに慣れてるっていうか、いい意味で場数踏んでるっていうか。

同年代の男の子であんまり女性の扱いに慣れてると、遊んでる子なのかな、とか心配になるけど、彼くらいの年齢になるとなんかもう、そりゃ、そんだけ生きてりゃいろいろあるよね~みたいにこっちも寛容になれるんだよね。

逆に女性に慣れてなくて、どうしていいかわかんなくて、でも性欲だけはみなぎってるような若い男の子も、それはそれで大変だし。

全然気持ちよくないことばっかされたり、それで喜んでるみたいに思われたときもあったし、緊急時に頼りにならなくて幻滅したこともあったな。

ああ、この人に人生委ねられないって思っちゃって、それで別れたこともあった。

彼は私よりずっとずっと経験があるから、動画とかでしか女性を知らない若い男の子たちと違って、私よりも女性がどうすると喜ぶか分かってくれてる。

セックスはコミュニケーションだって教えてくれて、お互いが気持ちよくできない時はしないって、余裕で受けとめてくれるんだよね。そんな人もいるんだなあってビックリしちゃった。

年の差カップルから、年の差婚へ

今はまだ正直、結婚を考えられないんだよね。きっと彼は年齢的に、そろそろ落ち着きたい、家庭を持ちたい、子どもを育てたい、みたいな願望があると思うんだけど、そこはスローペースでいいのかなって私は思ってる。

彼はひとりっ子だから、彼のお母さんはきっと初孫を一目見たい、見るだけじゃなくていっぱい遊びたい、なんて思ってるんだろうけど、今はまだ、私が娘のように可愛がられてていいのかな、なんて甘えてる。

だって、いくら一緒に生活してても、カップルでいることと夫婦になることとはまったく別だから。

お互い一度も結婚を経験してないから偉そうなことは言えないけど、きっとそうだと思うんだよね。私はもう少し、彼とカップルでいたい。

だから彼には、「結婚したいなら、私が結婚したくなるまで口説きつづけて」なんて無茶ぶりしてる。

それでいいだろう、やってやろうって思ってくれる彼が、私は大好き。

私は彼に比べて圧倒的にできることが少ない。掃除も洗濯も炊事も、ほとんど何もできなかった。

でもそれってみんなそうだったよね。わたしは彼に教わりながら少しずつ学んでいって、それを恵まれてるって感じてる。

彼の周りにいる人たちも、私が頑張る姿勢を見せて本当に頑張っていれば、若いんだから頑張ってね、無理しないでねって、大らかに見守ってくれる。

私はそんな環境で、ぬくぬくと成長させてもらえる今に、とても感謝している。

私も自分がこんなにも年上の彼氏と仲良く生活できるなんて思ってなかった

でも誰だって、恋に落ちてしまったり、愛してしまうことがあって、それはきっと、とても素敵なことだと思う。

私も彼と付き合うまでは、年の差カップルの人って、何があったんだろう、なんて思ってたし、きっと今私に向けられてるのと同じような目でその人たちのことを見てた。

自分がその立場になって初めて、年の差カップルっていうのが思ったよりも全然ふつうに恋愛してて、年の差なんて普段ほとんど気にならなくて、むしろ周りの人たちにそういう目で見られたり、言われたりする時になってやっと、自分たちが年の差カップルだって思いなおすんだって気づいた。

ホント世の中にはいろんな人がいるね。私はどんな人がいてもいいと思う。

その人が、その生活に満足していて、幸せである限りはそれでいいと思うんだ。

私が彼と年の差カップルになってから、何度も悔しい思いをしたり、厳しい意見を向けられたりしてきたけれど、それでも幸せでいられるのは、彼と付き合っているからに他ならないんだよね。

だから私は本音を言えば、年の差カップルを奇異な目で見ている人たちが知らない、年の差カップルの素晴らしさに気づけてとっても幸せ。

ノロケのように取られるかもしれないけれど、ふだん変な目で見られているぶん、それを覆すくらい、ノロケさせてほしい。

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