夜の蝶の裏側 ※ 元キャバ嬢が明かすキャバクラで働く実態とは

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シャンデリア

私は独身の頃、約5年間ほどキャバクラで働いていた。

たった5年間だけど、社会の厳しさや男と女のドロ沼、成りあがっていくキャバ嬢を目の当たりにできた貴重な時間だった。

かねてからこの貴重な経験から得た持論を、熱く語ってみたかったので、今回はキャバ嬢時代に経験して分かった、さまざまな人間の心理や行動についてまとめた。

先輩キャバ嬢は決してテクニックを明かさない

私がキャバクラで働こうと思ったきっかけは、ずばりお金が欲しかったから。

あまりにも普通で甘すぎる考え方と分かったのは、入店してから1ヶ月くらい経った頃だった。

先輩キャバ嬢のヘルプに入り、どんな風に男性客の気を惹くのか、そのテクニックを学ぼうと思って、真剣に見つめていた。

キャバクラでは新入りであろうが、仕事のノウハウを親切に教えてくれる先輩はなかなかいない。

まるで職人の仕事のような感じで、自分で見て学ぶのが基本。で、ミスをしてもカバーしてくれる人なんていない。

何かヤバいミスをしたら、後で先輩キャバ嬢に叱られるか、黒服にこっそり耳打ちされるかのどちらか。

全然誰も味方してくれないと思っていたけど、今思えばそれは当然のこと。

キャバ嬢というのは女同士の戦いであり、自分の接客テクニックを教えてしまえばライバルが増えることになる。

たとえ入店したばかりでオロオロしている新人でも、親切に教えている間に、自分のスキルを上回ってしまうと、自分の立場が危うくなってしまうわけ。

だから、先輩キャバ嬢は決してテクニックを明かさないようにしていた。

売れっ子キャバ嬢テーブル1分ルール

テレビドラマで見た事がある人も多いかもしれないけど、売れっ子キャバ嬢になると、1つのテーブルに長い時間いない。

黒服がすぐに呼びにくるから、次のテーブルへ移動しなくてはいけない。

最短で1分、最長でも5分間程度で、「ごめんなさい、また後で来ますから。待っていてね。」と可愛く語りかけ、指名客のご機嫌を損なわないようにするの。

まあ、後で帰ってくるとしても30分以上は戻ってこないことが多く、その間、新人である私たちヘルプと会話を続けるという感じになるのだけど、お客さんはイライラするよね。

せっかく高い指名料を支払って、ボトルキープもして待っているのに、他のテーブルで男性客と楽しそうに話しているのを見ればイヤになるのは当たり前。

そんなイライラした様子のお客さんを上手くなだめるのが、ヘルプの仕事。

だから、何だかんだと会話を引き伸ばして、さらにボトルを開けてもらうようにもっていくわけです。

とにかく指名客の間を行ったり来たりする売れっ子キャバ嬢は、見ているほうが急かされる感じがして大変そう。

ただ、店で一番指名の多い先輩キャバ嬢の話では、「1人あたり話す時間が短いからラクだよ。指名料だけでもけっこう上げられるよね」と余裕の一言。

大変そうに見えるけれど、長々と同じ男性の話を聞かされるよりも、複数の男性客に挨拶程度でぐるぐる回っているほうが気楽なのだと。

テーブルに1分程度座って挨拶して、新しいボトルを入れてもらい、また違う客のところへ行くという流れは、かなり効率的なやり方だと感心させらた。

キャバ嬢が同じブランドバッグを複数持っている理由

人気のあるキャバ嬢は、とにかく男性客からのプレゼントを大量に貰える。

特に誕生日などのイベント時には、花束はもちろん、有名ブランドの箱が次々と店内に運ばれ、思わず引越しでもするのか?と聞きたくなるほどの多さ。

私が気になったのは、だいたい先輩のキャバ嬢は、同じブランドで、同じ型の同じカラーのバッグを5個くらいずつ持っていたこと。

それは男性客からのプレゼントで、人気があるブランド品なら被ってしまうこともあるのかと思っていたら、実際はそうではなかった。

一度、先輩キャバ嬢に「なぜ同じバッグをいくつも持っているんですか?」と質問してみたことがあって…。

すると先輩は少し苦笑いしながら「当たり前じゃん、同じ物をリクエストしてるからだよ」と答えたのです。

何のことだか分からなかったけど、よく考えると、リクエストしてプレゼントを買ってもらうタイミングは、同伴かアフターの時。

その時に「前に買ってもらったこのバッグ、少し傷んできちゃったの」と言えば、男性客はまた次のバッグを購入してくれる可能性が高い。

傷んでいるバッグは、同じ物を買ってくれた他の男性客からのプレゼントで、実はまだまだ新品だったりする。

もっと言えば、オークションでまとめて売りさばいて、お小遣いにするという方法もアリで、同じバッグを持っている理由はそこにあるわけ。

男性客もその事実を分かっているのかもしれないけれど、可愛いと許してしまうのが甘いところ。

こんな風に、あざといテクニックを駆使して、大量のプレゼントをどう活用するかを考えるのも、売れっ子キャバ嬢の大事な仕事のひとつなんですよ。

同伴・アフター10回に1回は奢る

人気キャバ嬢になると、店内だけでなく、同伴やアフターのお誘いも増えてくる。

絶対に断らないのが暗黙のルールで、スケジュール調整をするのも仕事のうち。

多少、時間が詰まったとしても、何とか時間を割いてお客さんと会うのが大事なのです。

でも、毎日のように同伴しているキャバ嬢は、いちいちレストランで食事をしてから店に向かうわけで、それって本当に意味がある時間なのか?と考えてしまう。

だって、店内でボトルを入れてくれるなら売り上げに貢献できるけど、店の外で特定の男性客と食事していても何の得になるんだろう?と思うでしょ。

美味しいレストランのご飯が食べられるから?

いや、大金を稼いでいるキャバ嬢がそんなちっぽけな理由で同伴するわけがない。

では一体何が目的なのかというと、お客さんと「疑似恋愛する」ことで、さらに親密度を上げること。

店の外でもデートっぽい同伴をくり返すことで、キャバ嬢だけどプライベートでも関わりができる、というプライスレスな感覚をお客さんに味わってもらうの。

さらに、同伴では毎回、お客さんに食事代やプレゼントの費用を支払ってもらうことが多いのだけど、10回に1回のペースで、「今日は私にご馳走させてください♥」と言って費用を支払うのも鉄板ルールらしい。

時々、自分でも支払いをすることで、まるで交際しているカップルのような雰囲気を演出できる。

これはかなり効果的な方法で、男性心理を上手にコントロールするためのテクニックであり、自然にお客さんとの関係が親密になるので見習うべきところだった。

先輩の格言「客の顔を諭吉と思え!」

私がキャバクラで働き始めてから1年くらい経った頃、某大手企業の部長クラスの男性客がよく来店していたの。

なぜかその人に気に入られていた私は、来店のたびに指名してもらい、何時間でもテーブルにいてくれるため、私にとっては「太い客=顧客」だった。

太い客を掴めば、この業界でも軌道に乗りやすくなり、安定した収入が得られるから、とても大事にしておくべき人物になるわけ。

でも、そのお客さんの話は毎回同じ話題で、前にも聞いたことがある話を、何度も続けて話すので、いい加減にしてもらわないと気分が悪くなってくる(笑)

ちょっと年齢層の高い人だったから、過去の自慢話を気づかないうちに何度も繰り返す癖があるみたいで、少々厄介なタイプだった。

来店してくれるのは有難いのだけど、いつも同じ話題で引っ張るのに嫌気がさしていた私は、たぶん表情に出てしまっていたのでしょうね。

バックヤードで先輩から「あんた、○○さんと絡んでる時の顔ヤバいよ」と注意されて、ハッと気がついたの。

そいういえば、そのお客さんと話している間、私はスケジュールの事を考えたり、時間を気にしたりして、ほぼ相手にしていないような態度をとっていたから。

これは太い客を逃してしまう原因になるから、絶対にしてはいけないNG行為。

さらに先輩から「どんだけお客さんがつまんなくても、客の顔を諭吉だと思え!」と叱られた。

確かに・・本当にその通り。こんな事を言っては申し訳ないけれど、どこかでお客さんとの関係を割り切ってしまわないといけない…。

つまり、ダラダラと会話している男性という認識ではなく、1万円札の福沢諭吉だと思えば、粗雑な態度にはなりにくいから。

物凄くあざとい考え方だけど、イヤなお客さんの顔を福沢諭吉とダブらせることで、モチベーションが上がるのは確かだった。

この先輩の格言を聞いてからは、私は店の中でも1、2を争うくらい「愛想の良い子」と言われるようになり、太い客をどんどん掴めるように変化していったのです。

「枕」の噂を流すブラックな手口

日々、色々な男性客と接する機会が多いキャバ嬢の仕事で、絶対にやってはいけないルールがある。

それは「枕」という、いわゆるお客さんと一線を超えた関係になること。

女性らしさやセクシーを売りにする商売だけど、深い関係になるのはタブーとされていて、このルールを破った者は店をクビにされることも少なくない。

実際、私が勤めていた店でもルールを守れなかった子が、3、4人程度辞めていったこともあった。

怖い世界だな~と思いつつ、私は絶対にそんな事ではクビにならないと決意を固めていました。

プロのトーク術を駆使して売り上げを上げるのが仕事であって、店の外でお客さんと特別な関係になるなんて考えられない。

同伴やアフターとの違いは、あくまでも疑似恋愛の範囲の行動であって、それ以上の感情をもつのは良くないと考えていたから。

でも、枕をしてしまう子はけっこう多くて、店にバレないように裏でコソコソと暗躍しているケースもよく見てきた。

するとどこからか、そういう噂というのは店長に伝わってしまうもので、言い訳なしでいきなりクビになることもあった。

逆にいえば、火のない所に煙は立たない、という感じで、少しでも枕の可能性がある子は、店長から目をつけられやすくなる。

それを利用して、ライバルを蹴落とそうとするキャバ嬢もいるから、売れっ子だったキャバ嬢が、ある日を境に急に辞めてしまう、もしくはクビになるということも稀にあった。

後から聞いた話では、ナンバー1と2が争っている際に、派閥ができて、その下っ端のキャバ嬢が枕をしていると店長に告げ口することでライバルを消す戦法も…。

何とも恐ろしいブラックな手口だけど、太い客を掴むためなら何でもするという、この業界の厳しさを反映させる事実なのです。

信用できるのは自分のテクニックだけ

ここまでキャバ嬢の巧みなテクニックについて語ってきたけど、これはすべてのキャバ嬢に当てはまるわけではない。

最初に話したけど、自分のテクニックを後輩や他の店のキャバ嬢に話すことはあり得ない。

もし話したとしても、それは表向きのことであって、誰でも納得できるような事しか言わないのが実情。

この業界の厳しいところは、信用できるのは自分の知識や経験、それから身に付けた独自のテクニックだけというところ。

どれだけ苦しくても、手の内を明かすような行動にでると、途端に足を引っ張られる業界。

だから、一歩足を踏み入れた瞬間から、信じられるのは自分ひとりだけだと考えておくべきということ。

仲良し同士で体験入店をした新人も、いずれはライバルとなり、蹴落とすタイミングを見計らうようになるから、友情が壊れてしまって、同時にメンタルも病んでしまう人が続出するのもそのためなの。

良くも悪くも、自分の行いが返ってくる仕事だから、日頃から余計なトラブルに首を突っ込まず、客観的に人を見ることができなければ勤まらない。

・・・

さて、私がキャバクラで働いた5年の間に、実際に見てきた出来事をお話しましたが、これを読んで下さった人には、どこまでリアルに伝わったでしょうか。

時代が変わり、現在のキャバ嬢のスタイルとは違う点があるかもしれません。

でもこの業界で変わらないものを抜粋してお話したので、これからキャバクラで働きたいと考えている女性の参考になれば幸いです。

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